浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

グラウンドが無い

2006年01月28日 | 因島

この56年の間に因島・瀬戸田の中学生にとって、サッカーをする環境が少なくなってきています。中学校のサッカー部が少子化の影響で廃部となり、また在ったとしてもチームとして成り立たなくなってきています。

僕が指導に関わらせてもらっているクラブチームもそんな流れの中で創設されました。5年ほど前に、小学生の親から、「中学生になったらサッカーをする環境が無いので何とかして欲しい」という話があったそうです。(この頃、僕はまだ因島に帰っていませんでした)

そこで、僕の先輩たちが、小学生たちが中学生になってもサッカーが出来る環境を作ろうと立ち上げたのが、今のクラブチームなのです。だから様々な地域(学校)から中学生が集まってきてチームとして成り立っています。

よく地元の人からも「上手な子が入るんでしょう」とか「お金がすごくかかる」と誤解をされるのですが、決してそんなことはありません。「サッカーをしたい・サッカーが上手になりたい」という情熱があれば誰だって入れるし、お金もボールなどの用具を買ったり、大会の参加費や選手登録に必要な費用を出したりするためのもので、せいぜい月に数千円でしょう。僕たちスタッフはただサッカーに携わることが好きなボランティアコーチなので、お金を貰うことなんて無いですしね。

そんな中学生のためのクラブチームが、中学校建設のために大変な状況になっています。

先日、仕事から帰ると役所から「旧○○高校施設使用についての案内」と題して、「71日から使用できなくなりますので、よろしくお願いします」という封書が届いていました。

それは高校跡地を中学校にするための工事が7月から始まるからだとか。

しかし「お願いします」と言われても非常に困ってしまいます。近くには照明設備のあるグラウンドが殆ど無く、有ったとしても他の団体が既に使用しているのです。役所の人は、今のところ何の協力もしてくれそうにありません。

このままの状況が続くと、中学生たちがサッカーする環境が再び無くなってしまうかもしれません。

あ~、どうしよう。誰か良いグラウンドがあったら教えて下さい。