浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

サッカーエリート教育プログラム

2005年11月15日 | スポーツ

時事通信の記事から。

『日本サッカー協会(JFA)は15日、来春開校する中高一貫のサッカーエリート教育プログラム「JFAアカデミー福島」の入学生最終選考試験で、男子17人、女子23人が合格したと発表した。
 選考試験には男女757人が応募し、実技など3次試験まで行われ、男女計40人(GK各2人)が難関を突破した。入学生は地元校に通いながら、福島県楢葉町、広野町のJヴィレッジで専任コーチらの指導を受ける。』 

僕の正直な感想は、「こんなことして大丈夫なの?」です。

今、日本サッカー界は、欧州スタイルの育成方法(特にフランス)をベースとして日本独自の指導スタイルを作ろうとしています。このエリートプログラムもフランスが成功したとの結果を受けて、模倣しようとしています。

しかし、小学校を卒業したばかりの子どもが日本のエリート教育プログラムに選ばれて、勘違いしないでしょうか。決してそこはゴールではないのに自分が優れた人間だと勘違いしないでしょうか。きっとこの中から日本代表になる選手も出てくるのでしょうが、必ず全員が優れた選手になるかというとそうではありません。その殆どの選手がプロにさえ成れないでしょう。その次をしっかりと考えてくれた教育であってほしいと思います。


日本刀

2005年11月14日 | 日常

先日、因島水軍城祭りにおいて刀剣展が開催されました。たぶんこれは時代劇やアニメなどの影響が大きいと思うのですが、僕は日本刀が好きです。子どもの頃には木を削って刀を作って遊んだものです。ただ、モノを斬るという機能的なことより、その姿形に憧れている部分が大きいのです。

今まで行く先々で博物館などを巡り、展示してある日本刀を観てきました。だからと言って僕は知識の無い素人ですから、単に「凄いなぁ」と思って見るだけなのですが・・・。

さて、博物館などで日本刀を観ていると、刀の刃が下に向いているものと上に向いているものがあることに気付きます。これは日本刀の種類が違うからなのです。

刃が下を向いているのが「太刀(たち)」と呼ばれるものです。辞書によれば、”刃長がおおむね2尺(約60cm)以上で、刃を下向きにして、下緒(太刀緒)を用いて腰から下げるかたちで佩用(はいよう)するものを指す”そうです。

刃が上を向いているのが、「打刀(うちがたな)」と呼ばれるもので、これは、刃長は太刀と同じ2尺以上ですが、馬上合戦用の太刀とは違い、主に徒歩の地上戦用に作られた刀を指すそうです。一般的な「刀」と呼ばれるものはこの「打刀」です。

そして他にも違いがあって、太刀は刃を下(地面の方)へ向けて専門用具で腰につり、これを”佩(は)く”というそうです。これに対し打刀はいつでも簡単に抜けるようにするため、腰の帯に差します。これを”帯びる”(或いは”差す”)というそうです。

時代的には平安時代から室町時代初期にかけて太刀が主流であり、室町時代中期以降に太刀から打刀へと移っていったそうです。だから、かの有名な”正宗”は太刀であるし、源義経が使っていたのも太刀なのでしょう。或いは赤穂浪士や新撰組の侍たちが使っていたのは打刀だったのでしょうね。

そんなことを思いながら日本刀見物をするのも面白いのではないでしょうか。


記憶

2005年11月12日 | 日常

子どもの頃の記憶をいつまで覚えているんだろう。今の僕の記憶はいつまで続くのだろう。

フッとそんなことを考えました。我が家の周りの風景が次々と変わっていきます。周りには沢山の家が建ち並び、道路も舗装され、あの遊びまわった広場も小川も山も姿を変えてしまいました。僕が住んでいる我が家さえも30年以上の家としての役目を終え、建て直しました。

僕の中には確かに残っているのです。野球をした小さな広場も、ザリガニを獲ったあの小川も、走り回ったあの山も、家族団欒を楽しんだあの家も、確かな記憶として残っているのです。

いつの日か忘れる日が来るのでしょうか?

そんなことを考えてしまう秋の日です。


正倉院展

2005年11月11日 | 日常

今年も奈良の国立博物館において「正倉院展」が開催されています。10月29日(土)から11月14日(月)までなので、もうすぐ終わってしまいます。

正倉院についての説明は宮内庁のHPが詳しいので、参考にさせてもらいます。

小中学校の社会科の授業で、校倉造(あぜくらづくり)の正倉院が出てきたのを覚えています。奈良の東大寺には、奈良・平安時代に作られた正倉が残っていて、そこに聖武天皇の遺愛品が残されていたと学びました。現在から考えると、もう1200年以上も昔の話です。もちろん、その間に補修を行なったり、新たな正倉を作って宝物の保管を行なったりと工夫は行なってきていますが、それでも気の遠くなるような年月です。

その間、様々な宝物が素晴らしい状態で保存されていたことに驚きます。今分かっているだけで約9000点の宝物(しかも種類が豊富)が当時の状態に近い形で残っているのは凄いことです。はるか昔に世界から伝来してきた宝物がタイムスリップして僕たちの目の前で見ることが出来るのです。

ただ残念なのは、この正倉院展では見られる宝物の数に限りがあるということです。約9000点もの宝物を全部展示するわけにいかないでしょうし、管理も難しいのでしょう。でも僕は一度だけ観に行ったことがあるのですが、大変な混雑でとてもゆっくり鑑賞できる状況ではありませんでした。このあたり、もっと工夫することは出来ないのでしょうか?

例えば、正倉院展を期間限定(毎年17日間)にするのではなく、正倉院の宝物を常に展示する博物館を作って、展示品だけを期間毎に変えていくような方法もあるのではないでしょうか。おそらく、それでも沢山の方が訪れるでしょうし、経営的にも成り立つように思うのですが・・・。

たちまち奈良まで行くことの出来ない僕は宮内庁のHPで宝物たちの写真でも見ましょうかね。


喫煙者は病気なの?

2005年11月10日 | 日常

これはエライことですよ。新聞を読んでいたら、「禁煙治療に保険適用」の見出しがあるではないですか。今までは一部の病院で「禁煙指導」という形で、全額自己負担(大体一ヶ月に3~5万くらいかかる)で、肌に貼るパッチやニコチンを少なくしていく方法を受けていました。これを約3ヶ月くらい続ければ、一応完治するということです。

その記事によれば、「禁煙はニコチン依存の病気」であり、「肺がんをはじめ、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病を引き起こす要因」であるため、「禁煙指導は治療である」とのことです。

つまり、公的に「病気に対する治療」と認められたから、公的医療保険の給付対象にしましょう、ということです。今までは、喫煙は個人の意思によるものとされていましたから、これがニコチン依存による病気と考えられるのです。欧米ではすでにニコチン依存症を「繰り返し治療することで完治しうる慢性疾患」と捉えているそうです。

それって、どうなんでしょう。いや、僕は禁煙治療に保険を適用することに対しては、抵抗がありません。むしろ、それで脳卒中や心筋梗塞になる人が少なくなるなら大歓迎です。今まで脳梗塞で身体が麻痺して大変な人や心筋梗塞で突然死をする人を沢山見て来ていますから、それが減るならば応援したいです。試算によると将来的には生活習慣病が減ることで、医療費の抑制にもつながるそうです。

いや、僕が気になるのはそんな事ではなくて、喫煙者の大部分が「ニコチン依存症」という病気(症状)と判断されることです。一応、ニコチン依存度テストなるものがあるみたいですが、タバコを吸っている人が、「あなた病気ですよ」と言われて納得するのでしょうか?

そう言うのだったら、病気の素を売っている会社をどうにかしないと・・・。


健康診断

2005年11月09日 | 日常

今日は年に一回の健康診断でした。今まで大きな病気に罹ったことが無く、自分では健康だと思っていても、この日だけは不安です。

昨年は、健康診断があることをすっかり忘れていて、絶飲食で受けなければならないのに、しっかりと朝食を食べて行きました。結果が返ってきて再検査を受けることを覚悟していたのですが、何故か血液検査の結果は「異常なし」。それって、普段が異常だってことでしょうか?

今年は事前の検便も忘れずに持っていきました。最近は検便も随分と楽になっていて、スティック状のモノに少し付けるだけなんですよね。(但し、2回分)。昔は円柱の容器にたっぷりと入れて持っていったものですが・・・。(汚い話でゴメンなさい)

とりあえず、検尿・身長・体重・聴力検査・視力検査・血圧測定・採血・内科検診・レントゲン撮影、全て順調に終わりました。(35歳以上は心電図・胃腸検診もありますが、僕は若いので必要ありませんでした)

あとは結果が返ってくるのを待つのみ。良い結果でありますように。


白血病を考える

2005年11月07日 | 日常

本日のニュースで歌手の本田美奈子さんが急性骨髄性白血病のため亡くなられたと報道されました。僕はこの「白血病」という言葉を今まで度々耳にしてきました。

僕が初めて「白血病」を知ったのは、いつだったでしょうか。はっきり覚えていません。それでも急に身近な病気になった時のことは覚えています。

僕が高校生の頃、同級生が白血病と診断されました。当時の僕は病気に関する知識が全くありませんから、休憩時間に一緒にトランプに興じていたその友人の姿を見て、それ程深刻な病気だと思いも拠りませんでした。それからの彼は骨髄移植をしてくれるドナーを捜すため、アメリカに渡ったり、テレビ出演でドナー登録を呼びかけたりしていました。そのテレビ番組を見た東ちづるさんが協力してドナー登録を呼びかけたりしていたので、もしかしたら、知っている人もいるかもしれません。

学校にいるときの彼は、いつだって変わらない友人でした。一緒にトランプをするのが僕たちの楽しみでした。ただ、今から考えると、僕は彼のために何一つ手助け出来ていなかったのです。彼は常に生死について考えていただろうし、大きな不安を抱えていたに違いありません。そんな彼の心情を僕は考えていたでしょうか?

「白血病」の病名を聞くたびに考えるのです。僕はあの時、彼に何を出来たのでしょうか?いや、今の僕は何が出来るのでしょうか?


立冬

2005年11月06日 | 日常

11月7日は立冬です。もう暦の上では冬となります。一時に比べると随分と寒くなってきたとはいえ、日中は半袖のシャツでも過ごせるほどの陽気ですし、やっと山が紅葉しかけたところだというのに、もう冬なんですね。

そういえば、今日は西日本地方で黄砂を観測したそうです。本来ならば春に観測する黄砂も少し日本に立ち寄ってみたくなったのでしょうか。それくらい良い陽気ですね。

季節は様々ですが、僕は春も夏も秋も冬もそれぞれ好きです。秋から冬へ・・・。散歩がしたくなりますね。


天皇杯サッカー

2005年11月05日 | スポーツ

正月のサッカーといえば、「高校サッカー選手権」が盛り上がり、新聞紙上などでも取り上げられます。ここから新しいスターが誕生する可能性も大いにあるわけだから、僕も非常に楽しみながら観戦しています。

しかし、もう一つ日本サッカー界の大イベントがあるのです。それが「天皇杯サッカー」なのです。Jリーグの誕生と共にその注目度は薄れていますが、この大会こそが真の日本一を決める大会なのです。(当然、否定的な意見は多数あると思いますが・・・)

というのは、全国各地からどのチームが参加しても良いのです。まず春先から都道府県予選を行い代表を選び、そこから全国予選が始まります。そして勝ち進むと、今度はJリーグチームも登場してきます。つまり、本当に強いチームであれば、田舎町の草サッカーチームがJリーグチームと試合をして、それに勝ち、日本一になることが出来るのです。そこには”夢”を見ることが出来るのです。当然、運営などにお金がかかるので、参加費も多額なんですがね・・・。

運営の方法や、試合の形式(トーナメント1試合方式)など、色々と文句をつける人もいますが、僕はこの大会は素晴らしい大会だと思っています。プロの選手やチームを相手にプレーできるなんて、なかなか考えられないですからね。

翻って、野球はどうなんでしょうか?プロとアマとの垣根が低くなってきましたが、それでもこういった大会を開催することは難しいようです。日本の野球がサッカー同様に”夢”を抱けるような大会を開催してくれることを願っています。


フライング

2005年11月02日 | 因島

しのさんのブログで知っていたものの、改めて見ると釈然としない思いがあります。 因の島バスの路線図です。「因島市役所前」が「因島総合支所前」になっています。まだ合併していないんだけどなぁ。もう少し待ってみては如何ですか?

淋しさを感じる因島市民は僕の他にもいるはず・・・。sa270133.jpg