玄関ドアにしめ縄リースを飾り、各部屋にお鏡餅を供えた。
床の間にちょっと大きめの台付き、お仏壇や台所、居間、寝室、書斎、
予備の部屋などには小さいお鏡。
お供えしながら昨年の12月28日のことを思い出した。
モーニングに行った喫茶店で新聞を読んでいたら、突然常連さんに
声をかけられた。
「しめ縄っていつ飾るか知っている?」「今日でしょ。都合悪ければ30日」と
答えると「ええッ、知ってるんだ。さすが・・・。今この新聞に出ていてここに
いる誰も知らなかったのよ」と。こちらがええッと驚いた。
29日は「くもち」、31日は「一夜飾り」と避け、30日も「みそか」に
なるのでできれば28日とは常識だと思ってた。
決して若くはない人たちなのに、子供のころからの習慣なのだろうか。
わたくしが古い習慣に染まっているのだろう。
年齢差だけではなく、環境の違いもこういうところで気づかされる。
生きている間に人は知らず知らずいろんなことを学んでいる。
多様な人びとと交わっていろいろ教えてもらったのだ。
きっとこれからもまだ・・・・。