宇田川らんちゅう らん丸の池 (宇野系らんちゅう)

宇田川英雄翁は宇野仁松翁より秘蔵らんちゅうの改良を託され,2・3・4・5筋と体系づけた素晴しい魚を残して下さいました.

掬手(網)の張り替え

2020-02-24 06:31:25 | らん丸の池
暖かくなってきましたね~~
皆さん早く金魚を触りたくて、うずうずとしてきたのと違いますか~~?
といっても今朝も気温はまだ1℃と低いので、まだもう少し辛抱しようね~!
てなわけで、掬手の網の張り替えをしました。
 (網生地を極細の針金で固定する方法もありますがらん丸はボンド直付け法です。)

古くなった網を取り外し枠に残った接着剤をきれいにこそげ落としたら、


枠に接着剤(ボンド)を塗ります(置きます)。速乾であれば10分ほど通常品なら2時間位かかるかな?僕は後者の方が乾燥後のくっつきがいいので好きなんですが、最近置いている店が少なくなってきたかも?
接着剤が乾燥しきる前に網をのせて思うようなタルミを持たせながら指で圧着します。この時に外れてしまうようなら乾燥しすぎなので、もう一度最初からやり直す方がきれいに仕上がります。網は事前にアイロンをあてておくほうが綺麗にできるよ!

弛みの大きさ(深さ)が決まったら生地の上からもう一度ボンドを置いて固着していきます。この時にボンドの量が多過ぎると、今回のようなちょいと不細工な仕上がりになってしまうよ!(枠の上に細~~く載せるほど仕上がりがきれいです)

このままで一晩放置して乾燥させる



周りの余分なところをザッと切り取ると、周りにまだたくさんのボンドや網の端が出ている。こいつがらんちゅうに当たると鱗が剥がれやすいのでカッターで丁寧に切り取っていきます。この時にカッターの歯がすぐに切り止むので惜しみなく交換してください。この掬手だと6~7枚折るのではなく取り替えるよ!

深さの違う2本の寄せ掬手が仕上がりました。

こちらは深みを持たせて、暴れないようにした3歳大~4歳以上の大きならんちゅう用


こっちの浅いほうは当歳2歳魚用の網

こんな感じで寄せ掬手は手元に寄せて来る時に魚が跳ねやすいので弛みを大きくしたほうが収まりやすいので、掬う魚の大きさに応じて網の弛みを変えています。他にも注意点はあるのですが、まあ、ザッとこんな感じで張替えを進めています。


寄せ掬手、手掬手が仕上がりました。(両端の掬手はシュリンプネットです)

これなら皆さんにもできると思うので
綺麗な網で春を迎えましょう!

シーズンが始まってから慌てないように、
皆さんも各々のやり方で準備を始めようね!
春はもうすぐ!
そこまで来ていますよ~~!!!

コメント
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