オククルマムグラ(奥車葎) 2008年06月09日 | 山野草 以前紹介したクルマバソウにそっくりな花、オククルマムグラ(アカネ科)が群生していました。難しい名前ですが、オクというのは深山、クルマは葉の形から、ムグラは草むらや藪の事で、蔓がはびこり藪になる草と言う意味のようです。 山地の木陰に生える多年草。葉は普通6枚輪生し、長楕円形で葉先は短くとがっています。茎は4角で稜があり下向きの刺毛が生えます。よく似たクルマバソウの茎は無毛です。 花冠は先が4つに裂けた杯状で、直径3㎜程のとても小さな花です。函館山では、この花の群生がたくさん見られました。
オオハナウド(大花独活) 2008年06月09日 | 山野草 函館山の登山道で、一際大きな白い花が目立ちました。セリ科のオオハナウドです。高さが1.5~2mの大型の多年草で、ウドに似て白い花を美しくつけるのでこの名が付きました。 花は傘形に集まって咲き、外側の花は大きく、花弁の先が2裂しています。