花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

シウリザクラ(朱利桜)

2008年06月13日 | 樹木・園芸種

ヤグルマソウと同じ所で、まるでブラシのような大きな長い穂をつけた木を見つけました。調べてみるとシウリザクラ(バラ科)でした。

よく似た木にウワミズザクラやエゾノウワミズザクラがありますが、葉はウワミズザクラやイヌザクラより大きく、葉の基部が深いハート型になっています。

一般的な桜と違って、葉が出てから、白いたくさんの花が付いて15~20cmの白い穂状となります。ウワミズザクラに比べて花穂が長く、やや下向きに付くようです。
桜にも色々な種類があって面白いです。

ヤグルマソウ(矢車草)

2008年06月13日 | 山野草

ヤグルマソウ(ユキノシタ科)に初めて出会いました。
ヤグルマソウは花よりも葉に特徴のある植物で、先端に切れこみの入った5枚の大きな葉が輪生し、その形が鯉のぼりに添える矢車の形に見立てて名がつきました。矢車草というと、園芸種の青紫色の花を思い浮かべますが、あちらは矢車菊です。

山地の林内に生える、高さ80~130㎝の大型の多年草です。
見た目は、何だかサンゴのように見えます。

花は円錐状の花序に、白色の細かい花を多数つけますが、花弁はなく、小さな花びら状に見えるものはがく片です。がく片は5個で、花からはたくさん角のようなものがツンツン突き出していますが、これらは雄しべや雌しべで、雄しべは10本、雌しべの花柱は2本あります。