花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

エンコウソウ(猿猴草)

2007年05月17日 | 山野草

エゾノリュウキンカにそっくりの黄色の花を見つけましたが、こちらはエンコウソウです。

エゾノリュウキンカは花が集散状につくのに対し、エンコウソウは1、2個つけ、鋸葉が目立たないのが特徴です。

エンコウソウ (キンポウゲ科 リュウキンカ属)
山地の湖や沼のまわりなど湿地に生える多年草。花の柄が長くのびる様子をテナガザルの手に見たてて名が付いた。茎は直立せず地面をはい、先の方は斜上して花をつける。

エンレイソウ(延齢草)

2007年05月15日 | 山野草

今まで紹介したエンレイソウの仲間では、一番地味な花ですね。薬草の効があり、中国で「延齢草根」という名の胃腸薬として用いられていた事からからこの名がつきました。

エンレイソウ (ユリ科 エンレイソウ属)
低地や山地の林内に生える多年草。葉は3枚で丸みを帯びた菱形。3枚の花弁のように見えるのは萼で、色は緑色から小豆色まで変化が多い。雄しべが6つ、雌しべは1つで先が3つに裂ける。緑や黒紫色の球形の実を付ける。

オオバナノエンレイソウ(大花延齢草) 

2007年05月14日 | 山野草

オオバナノエンレイソウは、その名のとおり白い大きな花弁をつけ、エンレイソウの仲間では一番大形の花です。林の中で群生しているのでよく目立ちます。

よく似た白花に、ミヤマエンレイソウ(シロバナノエンレイソウ)がありますが、オオバナノエンレイソウのほうが大きく、形も丸みを帯び、先もあまり尖りません。このように上を向いて咲くのも特徴です。

純白のドレスをまとっているような優雅な姿、エンレイソウやコジマエンレイソウの赤い花とは対照的です。

オオバナノエンレイソウ (ユリ科 エンレイソウ属)
低地や山地の林内に生える多年草。シロバナエンレイソウに似ているが、全体に大型である。芽ばえてから花が咲くまで15年もかかるといわれている。この花は北海道大学のシンボルマークになっている。

シラネアオイ(白根葵)

2007年05月13日 | 山野草

薄紫の美しい花、シラネアオイが咲き出しました。

山野草では珍しい、大型の美しい花です。薄く透き通った花びらが、優雅でとても魅力的です。昨日は風がとても強く、せっかくの花がかなり揺れています。

新緑の森に、立ち姿も映えて。

花色は、薄紫、ピンク、白など微妙に違います。

シラネアオイ (シラネアオイ科 シラネアオイ属)
林内のやや湿ったところに生える多年草。草丈は20~50 cm程度。カエデのように切れ込んで葉柄のある葉が二枚ある。薄紫色の花に見えるのは萼で、花弁はない。日光の白根山に多く産し、花の姿がアオイの花に似ているところから名が付いた。1属1科1種の日本固有の植物。

コジマエンレイソウ(小島延齢草)

2007年05月12日 | 山野草

コジマエンレイソウは、主に道南で見られる濃い赤色の花弁のあるエンレイソウです。

大きな丸い3枚の葉が、まるでフレアースカートのように見えます。

エンレイソウより大型で、赤紫色の花弁が発達している事が分かります。

 コジマエンレイソウ (ユリ科 エンレイソウ属)
エンレイソウに似ているが大型で、赤紫色の花弁を0枚から3枚ほど付ける。名前は道南の松前の沖合に浮かぶ松前小島に産することに由来する。


ミドリニリンソウ(緑二輪草)

2007年05月11日 | 山野草
昨日投稿したニリンソウ、1枚目の画像に、花が緑色のニリンソウが混じっていたのを気づかれたでしょうか?他にも、色々な形のミドリニリンソウを見つけました。

緑と白のハーフ&ハーフ

ギザギザのミックスタイプ

白い縁取りが鮮やかなタイプ

全身緑色のこの花は、葉っぱと区別がつかず、見つけるのが大変でした。

ニリンソウ(二輪草)

2007年05月10日 | 山野草

函館山の登山道は、緑の葉で覆われ始めました。
葉っぱの中から、スッと伸びた二輪草の白い花が迎えてくれます。

二輪草はその名のとおり二つの花がつきますが、なかには一本咲き、三本咲きなども混じっています。

淡紅色を帯びた初々しい二輪草、なんて愛らしいんでしょう。

ニリンソウ (キンポウゲ科 イチリンソウ属)
草地や木陰に生える高さ10~20cmの小型の多年草。早春に、白い花を二輪付けることが多いので、この名で呼ばれる。白く花びらのように見えるのは萼である。葉は食べられるが、有毒なトリカブトの葉と似ているので注意が必要。

オオサクラソウ(大桜草)

2007年05月09日 | 山野草

オオサクラソウとの出会いは、突然やって来ました。
時々出かける林道で、固まって咲くカタクリを見つけました。何気なく通り過ぎようとした時、「あれ、何か違う花が」と思い近づいてみると、なんと「オオサクラソウ」です。たった1輪ですが、とても会いたかった花に会えて大興奮の1日でした。

オオサクラソウ (サクラソウ科 サクラソウ属)
林の縁や沢沿いや湿った草地に生える多年草。高さ15~40 cm。葉は長い柄があり、直径5~12cmのほぼ円形で、縁が掌状に浅く切れ込んでいる。花は茎の上に数個輪生する。


縞模様のカタクリ

2007年05月08日 | 山野草

偶然見つけたカタクリ群生地で、縞模様のカタクリを発見。
ピンクに白のストライプが爽やかな美人ちゃん。

周りを探してみると、ありました!
チョット大胆な姿ですが、縞模様と斑模様の混ざったような感じです。

おお、何と美しい縞模様。清楚なお嬢様カタクリです。
盛りは過ぎていましたが、他にも縞々カタクリが沢山咲いていました。
                            (5月3日撮影)
                                                  


函館八幡宮の桜

2007年05月07日 | 函館

函館山散策の時、八幡宮下の駐車場を利用しています。
石段を上って行くと、鳥居の傍らの桜が出迎えてくれました。

境内の枝垂桜も見事に満開です。ソメイヨシノより少し濃いピンク色の花が、緑の函館山を背景に降りそそいでいます。

参道も見事な桜のトンネルに。

函館公園の桜

2007年05月06日 | 函館

五稜郭公園と並んで函館の桜の名所といわれる「函館公園」は、函館山の麓にあります。こちらもお花見やバーベキューを楽しむ家族連れで賑わっていました。

お花見は、春を待ちわびた市民の一大イベントです。
場所取りシートが、あちらにもこちらにも・・・みんな思い思いに楽しんでいます。

こちらの公園は露店が並ぶのも楽しみの1つ、夜桜見物も賑わいます。

桜満開!

2007年05月05日 | 函館

5日は連休中最高のお天気に恵まれ、五稜郭公園は満開の桜を楽しむ人で賑わいました。公園は淡いピンク色に染まり、お堀の上からの眺めは最高でした。

青空に残雪の山と桜が映えて、まさに「北国の春」といった風景です。

満開の桜の下で、ジンギスカンやバーベキューを楽しむ人々。
みんな笑顔で、とっても嬉しそうでした。

桜のトンネル

2007年05月04日 | 函館

函館市内の閑静な住宅街を通る「桜ヶ丘通り」が、その名のとおり「桜のトンネル」になりました。今朝(5月4日)7時半頃の撮影ですが、お花見を楽しむ人や、カメラマンの姿が結構見られました。くれぐれも車に御注意下さいね。

800メートルほどの直線の桜並木には、100本程のソメイヨシノが植えられいます。

青いキクザキイチゲ

2007年05月04日 | 山野草

ブログに登場する青いキクザキイチゲ、私も会いたくて探しに出かけました。
何だか宝探しのようでワクワクします。初めて見る景色にキョロキョロしながら歩いていると「ありました!」薄紫の優しいキクザキイチゲです。

こちらは爽やかなブルーです。

そして、こんなに青い花が・・・
青い妖精たちに囲まれて、夢のようなひと時を過ごしました。