花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

コケイラン(小蘭)

2008年06月16日 | 山野草

ラン科の花がよく見られる季節になりました。
山地の林内で咲く、草丈30~40㎝のコケイランです。ケイラン(シラン)に似ていて、小型であることから名がつきました。

花序は10~20cmで多数の花をつけます。花の長さは8㎜ほどで、萼片と側花弁は披針形で黄褐色、唇弁は白色で紅紫色の斑点があります。
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アオチドリ(青千鳥)

2008年06月16日 | 山野草

草に紛れて目立たない地味な花、ラン科のアオチドリです。
草丈は15~40㎝程、山地の林内や草地に生える多年草です。

唇弁は緑色と茶色のタイプがあり、長さ1㎝ほどの唇弁の先が3裂しています。
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ササバギンラン (笹葉銀蘭)

2008年06月16日 | 山野草

林内では、ササバギンランがあちらこちらで沢山見られ、ワンマンショーでした。

山野の林内に生えるラン科の多年草です。ギンランに似ていますが、高さは30-50㎝で、葉が長く笹の葉に似ています。

茎の先に3~5個の清楚な白色の花をつけますが、花はあまり開かず、半開き状態です。
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ヒメイズイ(姫萎ずい)

2008年06月15日 | 山野草

イズイとはアマドコロの仲間の総称で、小型のアマドコロということから名がつきました。

山地や海岸の草地に生えるユリ科の多年草です。草丈は15~30cm程度。花は筒状で淡緑白色、先端は浅く6裂し、緑色を帯び外側に反り返ります。
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シャク

2008年06月15日 | 山野草

道端や空き地などで、白い花がモシャモシャ群生しているのをよく見かけます。
軟弱そうな多年草、セリ科のシャクです。

草丈は80~150㎝程で、葉がニンジンの葉に似ています。

花は枝分かれして多数つき、1つの花序の周辺にある花は、外側の花弁が大きくなっています。
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シウリザクラ(朱利桜)

2008年06月13日 | 樹木・園芸種

ヤグルマソウと同じ所で、まるでブラシのような大きな長い穂をつけた木を見つけました。調べてみるとシウリザクラ(バラ科)でした。

よく似た木にウワミズザクラやエゾノウワミズザクラがありますが、葉はウワミズザクラやイヌザクラより大きく、葉の基部が深いハート型になっています。

一般的な桜と違って、葉が出てから、白いたくさんの花が付いて15~20cmの白い穂状となります。ウワミズザクラに比べて花穂が長く、やや下向きに付くようです。
桜にも色々な種類があって面白いです。
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ヤグルマソウ(矢車草)

2008年06月13日 | 山野草

ヤグルマソウ(ユキノシタ科)に初めて出会いました。
ヤグルマソウは花よりも葉に特徴のある植物で、先端に切れこみの入った5枚の大きな葉が輪生し、その形が鯉のぼりに添える矢車の形に見立てて名がつきました。矢車草というと、園芸種の青紫色の花を思い浮かべますが、あちらは矢車菊です。

山地の林内に生える、高さ80~130㎝の大型の多年草です。
見た目は、何だかサンゴのように見えます。

花は円錐状の花序に、白色の細かい花を多数つけますが、花弁はなく、小さな花びら状に見えるものはがく片です。がく片は5個で、花からはたくさん角のようなものがツンツン突き出していますが、これらは雄しべや雌しべで、雄しべは10本、雌しべの花柱は2本あります。
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岬の花

2008年06月10日 | 山野草

函館山の帰りに立待岬に寄りました。山は穏やかでしたが、岬は風がとても強く荒波が打ち寄せていました。

咲き始めたハマナスの花も風に揺れています。

岩場に咲くアブラナ科のハマハタザオ(浜旗竿)です。茎が旗竿のように真っ直ぐ立っていることから名づけられました。

海岸近くに群生していた、ナデシコ科のオオバナノミミナグサ(大花耳菜草)です。

海岸の岩地や草地などに生える多年草で、高さは20~60cm程です。花は約1㎝くらいですが、群生していると見ごたえがあります。
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ツクバネソウ(衝羽根草)

2008年06月10日 | 山野草

ツクバネソウ(ユリ科)は、深山の林内に生える高さ15~40㎝になる多年草です。葉は茎の先端に4枚輪生します。花の形が羽根突きの羽根に似ていることから名が付きました。
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コウライテンナンショウ(高麗天南星)

2008年06月10日 | 山野草

コウライテンナンショウ(サトイモ科)は、今の時期、山地や林内でよく見られます。暗い所で見ると異様な姿にドキッとします。茎にまだら模様があり、花の形が舌を出した蝮の姿に似ていることからマムシグサとも呼ばれています。

こちらは葉が斑入りのものです。花のように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、その中に肉穂花序(にくすいかじょ)があります。仏炎苞は淡緑色から黒紫色と多様です。トウモロコシ状の果実は最初は緑色ですが、秋には赤く熟します。
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オククルマムグラ(奥車葎)

2008年06月09日 | 山野草

以前紹介したクルマバソウにそっくりな花、オククルマムグラ(アカネ科)が群生していました。難しい名前ですが、オクというのは深山、クルマは葉の形から、ムグラは草むらや藪の事で、蔓がはびこり藪になる草と言う意味のようです。

山地の木陰に生える多年草。葉は普通6枚輪生し、長楕円形で葉先は短くとがっています。茎は4角で稜があり下向きの刺毛が生えます。よく似たクルマバソウの茎は無毛です。

花冠は先が4つに裂けた杯状で、直径3㎜程のとても小さな花です。
函館山では、この花の群生がたくさん見られました。
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オオハナウド(大花独活)

2008年06月09日 | 山野草

函館山の登山道で、一際大きな白い花が目立ちました。セリ科のオオハナウドです。高さが1.5~2mの大型の多年草で、ウドに似て白い花を美しくつけるのでこの名が付きました。

花は傘形に集まって咲き、外側の花は大きく、花弁の先が2裂しています。
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ヤマシャクヤク(山芍薬)

2008年06月08日 | 山野草

今回の函館山登山は、ヤマシャクヤクに会いたくて出かけました。
山に自生しているヤマシャクヤクは、華やかな園芸種に比べると、一重で清楚な感じがします。

草丈は40~50㎝のボタン科の多年草です。花弁は5~7枚あり、満開でもほとんど開かず、先端の開口部から雄しべと雌しべが覗かれる程度です。
見頃も2日間ほどなので、いい状態の花に出会えるのは難しいです。
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函館山へ

2008年06月06日 | 函館

昨日(6月5日)は、久々に太陽が顔を見せ、暖かな良いお天気になりました。
何処に出かけようか迷いましたが、久しぶりに函館山へ登ることにしました。
上りは旧登山道から薬師山コースを経て御殿山山頂へ向かいます。
画像は、新緑が眩しい旧登山道入り口付近です。

薬師山コースから見えた御殿山山頂(334m)、夜景で有名な函館山のロープーウェイの山頂駅です。

夜景もいいですが、晴れた日の昼景は、ご覧のとおりの素晴らしさです。
この景色を眺めながらお弁当タイムです。
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ユキザサ(雪笹)

2008年06月06日 | 山野草

花の姿が雪の結晶、あるいは粉雪がついているように見え、葉の形が笹に似ているところから名がつきました。草丈20~50cmのユリ科の多年草です。

林の中でひっそりと咲く姿は、その名のとおり、ロマンチックでとても美しい花です。

こんなに綺麗なユキザサですが、北海道ではアズキナと呼ばれる人気の山菜でもあります。茹でると小豆のような匂いがして、お浸しにすると甘くてとても美味しいです。
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