キリンソウ(麒麟草) 2008年07月17日 | 山野草 エゾネギと同じく、立待岬の岩場に咲いていたキリンソウです。海岸や山地の岩場などに生えるベンケイソウ科の多年草です。 草丈は10~30cm。花は、径15 mm 程度で円錐状の集散花序で多数咲きます。肉厚の葉は互生し、葉片の上半分には鈍い鋸葉があります。
エゾネギ(蝦夷葱) 2008年07月17日 | 山野草 立待岬の岩場に咲いていたエゾネギです。エゾネギとしましたが、アサツキと区別がつきません。エゾネギのほうが花が大きいようですが、さてどちらでしょうか? 山野の草地や海岸の砂浜や岩場などに生える草丈30~50㎝のユリ科の多年草です。葉は円筒形で径は4mm程度。花茎の先に淡紅紫色の花を散形状に多数つけます。
ヤマボウシ(山法師) 2008年07月16日 | 樹木・園芸種 ミズキ科の落葉高木で、高さ5~10mほどになります。街路樹、庭園樹、公園樹など多く用いられています。 遠くからでも、特徴のある美しい白い花が目立ちますが、4枚の花弁のように見えるのは総苞で、その中心に多数の花がつきます。 和名は山法師で、白い総苞が白いずきんをかぶった山法師を連想することから名づけられました。秋には赤い果実ができ、食べられます。
ツレサギソウ(連鷺草) 2008年07月15日 | 山野草 草丈40~60㎝のラン科の多年草です。花が連続して並ぶ様子から名がつきました。 アップで見ると、鷺が羽を広げて飛んでいるように見えるでしょうか。私には何だかクリオネのようにも見えます。
ミヤコグサ(都草) 2008年07月15日 | 山野草 鮮やかな黄色の蝶形をした花を付けるマメ科の植物です。花の形が烏帽子(エボシ)に似ている事からエボシグサとも呼ばれています。 私はこの花を見ると鳥の口ばしに思え、愛嬌のある花の形が気に入っています。
八郎沼のスイレン 2008年07月15日 | 道南 少し載せるのが遅れてしまいましたが、北斗市の八郎沼へ出かけました。周りの木々が湖面に移り込み、深い緑に包まれた中にピンクのスイレンが覗いている様子が、モネの睡蓮を思い出します。 八郎沼のスイレンは、濃いピンクの大きな花が多く見られ豪華です。
ブタナ(豚菜) 2008年07月14日 | 山野草 道端や空き地などでブタナが群生して咲いています。ヨーロッパ原産の渡来植物で、花がタンポポに似ている事から別名タンポポモドキとも呼ばれています。 草丈20~50cmのキク科の多年草です。花の柄が枝分かれするものが多く見られ、葉はタンポポより浅い切れ込みがあり、全体に褐色の剛毛が多く生えます。
ツルアジサイ(蔓紫陽花) 2008年07月14日 | 樹木・園芸種 名前のようにつる性の紫陽花です。木や岩に気根と呼ばれる根を張り成長します。 周りの木が葉を出す前に花を咲かせるので、撒きつかれた木に花が咲いたように見えます。 多くの小さな両性花の周りに、大きく目立つ3~4個のがく片を持つ飾り花をつけます。
ワタスゲ(綿菅) 2008年07月10日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>横津神社近くの雲井沼付近にワタスゲが咲き出していました。 草丈20~50cmのカヤツリグサ科の多年草です。果実を取り囲む白い綿毛からついた名です。花後、花被片が2cm以上伸びて白い綿毛状となり、風を受けて種子を運びます。
ツマトリソウ(端取草) 2008年07月10日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>湿原に咲いていた小さな花、ツマトリソウです。花の先が、ときどき端(つま)どりをしたように薄い紅色をしている事から名がつきました。 山地の林内に生えるサクラソウ科の多年草です。 茎の下部に小さな葉が互生し、茎の上部の葉は先が尖った披針形~楕円形で、輪生状につきます。花の径は約1、5~2㎝で、通常1個つき、花の先が7つに深く裂けているのが特徴です。この画像の花からは、縁取りの薄紅色は見当たりませんでした。
ゴゼンタチバナ(御前橘) 2008年07月08日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>ゴゼンタチバナが、ちらほら咲き始めていました。優雅な名前のこの花も初めての出会いでした。石川県の白山の最高峰「御前岳」で見つけられたので、この名がつきました。 草丈5~20㎝のミズキ科の多年草です。葉は4枚が輪生状につき、花をつけるくきには6枚つきます。4枚の花弁に見えるのは総苞片と呼ばれる開花前の花序を包んでいる殻のようなもので、その中央に20個ほど集まっているのが花です。花序全体で2.5㎝程の小さい花ですが、同じミズキ科のハナミズキやヤマボウシとよく似た構造をしています。
チシマフウロ(千島風露) 2008年07月07日 | 山野草 < 横津岳の花シリーズ>烏帽子岳山頂付近に、沢山咲いていた薄紫の涼しげな花、チシマフウロです。後ろに見える山は、横津連峰の1つで函館の最高峰袴腰岳(1108m)です。 草丈20~50㎝のフウロソウ科の多年草です。茎や葉柄に下向きの毛があります。葉は掌状に深く切れ込み、先は鋭く尖ります。花は茎の先に集まって咲き、径は2.5~3㎝程度。
ノビネチドリ(延根千鳥) 2008年07月07日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>大形で目立ちやすい豪華なラン科の花、ノビネチドリです。ラン科の目立つ花の為か、盗掘されることが多いようで、他の場所で毎年見ていた立派なノビネチドリは、盗掘されていました。 草丈25~60㎝の多年草です。長楕円形の葉が4~10枚つき、目立つ葉脈と波打つ縁が特徴です。花は穂状の花序に多数つきます。
ミツバオウレン(三葉黄蓮) 2008年07月05日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>横津岳の雲井沼付近に咲いていたミツバオウレンです。 草丈は5~10㎝、キンポウゲ科の多年草です。弱々しい細長い茎の先に、1㎝程の小さな花をつけます。 白い花弁のように見えるのはがく片で、小さな黄色く見えるのが花弁です。小さくてあまり目立たない花ですが、湿原に初夏を告げる清楚な美しい花です。
ハクサンチドリ(白山千鳥) 2008年07月04日 | 山野草 <横津岳の花シリーズ>この花に会いたくて横津岳に出かけました。登山道脇には、あちらにもこちらにもハクサンチドリだらけです。「わー凄い!」と歓声を上げながらの御対面となりました。 石川県の白山で見つけられ、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名がつきました。草丈10~40cmのラン科の多年草。花の先が鋭く尖るのが特徴です。色も淡い紫から濃い紫まで様々です。 登山道脇のレーダーを見上げてハイポーズ。 珍しいシロバナハクサンチドリと仲良くツーショット。 真っ白の美しい千鳥が飛んでいるようです。