浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

雲間より一条の光 天降り
目もくらみたり 黄金の海

「御垂訓」

2019-01-10 01:32:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~

   講演 九

「この現象界は神仏よりいっさいの権限を光の天使に
   委ねしところなり光の天使は慈悲と愛の塊にして
      あの世この世の諸霊を導かん」


先の続き・・・

まあ綺麗ごとばかり言いまして、
「私はもうすべてが慈悲と愛です。私は与えるのみです」と
言いますと、これは肉体を頂いている限り不可能です。
霞を食って生きるわけにはいきません。

「私は外に出て、ちょっと空気を吸ったら、
もう何も食べなくていいのです」
と言って生きていけるのでしたらいいのですが、
そういうわけにはいきません。
そこで、お釈迦様のおっしゃいましたように
「正しく仕事をしなさい」。

やはり仕事を正しくして、
その中で周りに対して慈悲と愛と喜びを
与えさせてもらうのです。
自分を犠牲にして他を生かす想念行為は、
必ず熱と光ですから、
あの明るさと光を与えます。

この熱とはエネルギー、すなわち力です。
そして光は明るいですから、
周りに明るさと勇気とを
与えていくことができます。
太陽のように生きるのであれば、
他を許せてもらうことが大事になってきます。
人を裁かないようにしていきたい。

しかし、このようなことは理屈としてはみな、
百も承知です。
ところが、いったんわが身にふりかかった時、
頭をもたげてくるものをいかに
早く押さえつけてしまうか、
いかに早く捨て去るか、
そこが問題だと思います。

肉体を持っておりましたら、
頭をド突かれた時は痛いです。
火傷をすれば熱いし、
氷をつかめば冷たいのは当たり前です。
自分のことを悪く言われたりすれば、
誰でも嫌だなあと思いますが、
この思いにいつまでもとらわれていましたら、
今度は自分が苦しくなります。

そこで何かとうまく心の見方、
或いは考え方を変えて、
自分を苦しめないように早く
転換してしまうことです。
切り替えてしまうことですね。


 ~ 感謝・合掌 ~



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