お写真はインドのクシナガラに建立されている
お釈迦様の涅槃堂にて恩師「長尾弘」先生がお祈りされた時に
空中からヒラヒラと舞い落ちた金箔です。
手の平に乗せてお示しになられているのは恩師ご自身です。
この涅槃堂を恩師は七~八回ご訪問になられていますが、
その度毎に常に金粉・金箔が沢山降ってきます。
恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―2
主題:分け隔てのない心は太陽の心
先の続き・・・
太陽には罰を当てるなどと言うことはありません。
外へ出て太陽に向かって、馬鹿野郎と言ったとします。
太陽はお前には光をやらない、とは、言われません。
昔の民話に、昇る太陽を弓矢で射て
罰が当たった男の話がありますが、
あれは人の驕り高ぶる心を諫めた話で、
実際にはそういうことはないのは
言うまでもないことです。
太陽はそのように大きな慈悲と愛そのものの姿です。
感謝する者にも、しない者にも、
同じように熱と光を注がれるのです。
太陽に唾を吐きかけても、
知らん顔で光を与えてくださいます。
仕返しの唾なんかは返ってきません。
天に向かって唾を吐くと言う言葉があります。
あれは天から唾が返ってくるのではなく、
単に引力の法則で、自分の唾が
自分に返ってくるだけです。
天も太陽も仕返しはしないのです。
あるのは、慈悲と愛です。
都合が悪いからと言って、報復手段をとったり、
悪口を言われたからと言って、
言い返すようなことは、太陽の心、神の心、
大自然の調和に背いています。
やがて自分を苦しめるだけのことです。
何をされても、何を言われても、唯、
させていただく、その行為、その心こそ太陽です。
誰でも見ることができ、
見上げればいつも変わらぬ太陽、
それはどんな曇り空を通しても
伺い知ることができます。
今朝の光を心と体で受け止めて、
太陽の心について考えて見てください。