浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-03-22 00:49:07 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


       講演 十

    「さらに諸天善神あり」

先の続き・・・

日本人はこの諸天善神の中の一つで、
あの恐ろしい四谷怪談のお岩さんまでも
神として祀っております。
あれは幽霊さんを神として祀っているのであり、
お岩さんの祟りが怖いから、
祟りのないように、お岩さんを神として祀っているの
ですね。

つまり、
諸天善神の中には悪霊をも神として祀っているものが
あるのです。
これを鎮魂といいます。
災いを起こしたら怖い、暴れ回った怖いから、
何とかその魂を鎮めなくては
いけないというのでお祀りした神は、
日本にはたくさんあるのです。

これはどんな事情がありましても、
自分にとって都合が悪いからといって、
霊の世界に入って後、人々に災いを起こすとは、
これはもう善霊とは絶対にいえません。
災いを起こすものは悪霊であり、凶霊ですね。
災いを起こされたら叶いませんから、
「何とか鎮まってほしい、何とか災いを起こさないで
ほしい」と言ってお祀りし、物を供えて、
「ちゃんとお祀りしますから、どうぞ鎮まって下さい」
という神様はたくさんあります。


  ~ 感謝・合掌 ~


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