~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「この現象界におけるわれらは」
世の中の偉大といわれる政治家であっても、芸術家であっても、
音楽家であっても、世に功績を残された方は皆、
静かに瞑想・禅定をなさっているそうです。
知らないのは我々凡夫だけで、
知らないから偉大な功績が残せないのですね。
私たちも幸いにしてこの教えに縁を頂きまして、
約一時間、反省・禅定のために坐らせていただいております。
或る時、ノイローゼのひどい状態で、
自分さえも分からなくなってしまわれた四十半ばの働き盛りの男性で、
もちろん仕事にも行けない方がありまして、
お話会に何回か連れられて見えていました。
「一度、禅定の時いっしょに坐ってみませんか」と言いましたら、
御夫婦で来られたのですね。
ちょうど私の前に坐っておられて、
私からその方の胸の中へ光を入れましたら、
すごい光がサーッと入ったそうです。
するとその人の肉体の中が、火がついて燃えるように熱くなり、
「熱い、熱い」と思っている間に、精神分裂、
強度のノイローゼがたちまち治ってしまったのです。
今はもう健全な生活をなさっています。
正しい方法によって禅定させてもらえば、絶対に害はありません。