~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「己の意識・魂を磨き」」
先の続き・・・
人は環境の中に生きていると錯覚を起こしますが、
ほんとうは想いの中に生きており、
自分の想いのままの人生を送ります。
悪いことを想えば必ず悪くなっていき、
よいことを想えばよいことが起きてきます。
現在、たとえ環境に恵まれず苦しい立場にあっても、
その中にあって自らの想いを光に向けて、
暗いほうに向けることなく、「大難・小難の想い」をもって
生活した時は、必ず環境は光に満たされてきます。
どんなに不調和な環境の中にあっても、
その人の想い方によって必ず調和されてきますから、
このことを知った時、私たちは何も恐れるものはなくなります。
大地に種を蒔いても土もかぶせずに放置した時は、
根も芽も出てきません。
しかし、種を土の中に埋めた時は、
適当な水分と太陽の熱・光さえあれば必ず根を出し芽を出します。
このように穴を掘って土に埋められた時、
私たちは真っ暗になって苦しく辛いのですが、
しかしこの暗闇を与えられて始めて芽が光を求めて伸びていくのですね。
苦しみは闇です。
今の私たちが体験するいろいろな苦しみ悲しみや辛いこととは、
私たちから魂の芽を出させるために神が与え給うた大きな愛なのです。
この苦しみあってこそ根も出せるし芽も出すことができます。
私たちの人生で、今は土の中に埋められたような光を失って苦しい辛い
環境にありましても、それは神が私たちを目覚めさせるための
大きな愛なのだと思わせていただいた時、また希望も出てくるはずです。
自然はそのように造られております。