~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「この現象界におけるわれらは」
外なる世界にはいろいろの出来事があります。
自分の内なる世界には平安と愛と安らぎがあります。
もし、静かに坐って安らぎの時間を持つとすれば、
常に自分の心の奥底へ奥底へと心を向けていってください。
その心の奥底にはほんとうの神様がちゃんとあられます。
私たちの心の奥底の神我こそ、
大宇宙大神霊とそのまま繋がっているのであり、
このことが「宇宙即我を体験する」ことなのです。
「過去世において己が望み両親より与えられし肉体という舟に乗り
人生航路の海原へ」」
私たちは肉体を頂いて、
この現象界の世界へ生まれ出るのですが、
生まれるまではあの世の世界におりました。
私たちの両親もまた生まれる前の世界におられました。
これを天上界といっていますね。
私たちは全部天上界からこの地上界へ来ている魂の修行者であって、
地獄からこの世に生まれ出た方は誰一人としてありません。
全部天上界に帰ってからでなくては、
この世に生まれ出ることができないのです。
あの世では魂の光の量の区域というものがあって、
同じ量の光を持つ者同士が一区域におり、
それぞれが光の量をさらに高めるために
この世に修行に出てきているのです。
十ワットの者は十五ワットに、十五ワットの者は二十ワットに
光の量を高めるという目的を持って、この世に生れてきています。
そのワット数がものすごく高くなりますと
神様の御胸の中に通じていくわけです。