~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 十二
「いっさいの諸現象に対し 正しく見 正しく思い」
先の続き・・・
「八正道」は、まず最初に正しく見ることが説かれています。
心に苦しみの原因を持っていては正しく見ることができません。
現れてくるいっさいの諸現象に対して、
まず正しく見ることできなかったら、
正しく思うこともできず、正しく語ることもできません。
だから「正見」ということを八正道の第一項目に
説いておられるのです。
世の中にはいろいろな宗教があります。
高橋信次先生が説かれたものでも、これはほんものか偽物かと、
常に正しく見ていかなくてはいけません。
商売も同じです。
「あの人は運が悪いせいかいつも商売不振に陥る」というのは、
本人が正しく見ていないことが原因しております。
正法は商法に通ずといわれるように、取引先を正しく見てこの取引先は
危ないと思えば、
近かずかないようにすれば不渡りをくうことはないのです。
また普通世の中では、儲かったら自分の懐へ入れようとします。
そして栄耀栄華に暮らそうとしますが、
そうするとやがてお金が入らなくなるのです。
貪欲の心を少なくした時は、
気持ちよく儲けたものを出させていただくことができます。
ものごとを正しく見るとはこういうことで、腹を立て、
愚痴を言えば苦しいはずですし、
心配をしてよくなるものは一つもありません。