~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 十二
「いっさいの諸現象に対し 正しく見 正しく思い」
先の続き・・・
まず正しく見、そして正しく思うことです。
想念の中に不調和な思いをしないことです。
例えば取り越し苦労をすると不幸な結果を呼ぶことになります。
常に幸せな環境を作るためには、
思いの中ですべてのものを生かそうとすることが大切です。
他を幸せにする思いがそのまま自分の幸せにつながります。
疑心暗鬼の思いを持っている人は、
その目を見たら疑い深そうな目をしています。
いつも安らいで人の幸せを思っている人の目は安らいでいます。
何かしら温かい光に包まれており、そういう人の側にいると、
腹の立つ思いは起こりません。
想念は形となって現れ、心は表情となって表われます。
安らかな顔はにこやかで穏やかです。
心の動きによって笑う時、怒る時、
泣く時に働く筋肉はすべて表情となって表われます。
心の形が表情となって顔に現象化しているだけです。
「笑う門には福きたる」といいますが、
なごやかに過ごしたいと思います。