浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「御垂訓」

2020-01-15 00:00:27 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                  講演 十五

先の続き・・・

数えきれないほど多くの宗教がありますが、
死後まで救われる宗教というのは余り聞きません。
念仏を唱えたら極楽へ行けるとか、
一生懸命拝んだら極楽へ行けるとか教えていますが、
殆どの人は死後硬直のために醜い姿に変わっています。

私たちの学びは、
自分の過ちに気付いて神様にお詫びをして悔い改め
自ら目覚める学びをしています。
その時神様から許していただけます。
拝まなくても、お参りをしなくてもいい、
ただ「ああそうか、私は間違っていた」と
気付かせてもらえばいいのです。

正しい法には偉大な力が秘められていますから、
正しい法に耳を傾け、
自分の過ちを悔い改めた時に極楽往生することができます。
大往生なさった方の報告はたくさん届いております。

「南無妙法蓮華経」と唱えればすばらしい世界に救われる
という信仰をなさったあるご婦人の方と縁があってお会いした時、
私の目が何万ワットという光で光ったのを見たそうです。

「生きた人からこんなすごい光が出ているのを見たことがない。
これは正宗より上だと思った」とおっしゃっていました。
その方が今まで信仰していた宗教の偉い方が亡くなった時、
「きれいなお顔で極楽往生させていただきました。

どうぞ見てあげてください」と言われて、
顔を覆ってあった布をはずしてみましたら、それはそれは恐ろしい顔で、
目は落ち込んで暗い山間の日の射さない陰気な池が二つあるようで、
まるで牙をむいたような相になっていたそうです。
死後そのような醜い姿になったら、いくらこの世で偉い方でありましても、
いい世界へ行くことはできません。


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