~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 十四
「正しく仕事をなし」
先の続き・・・
幼い赤ちゃんはいくら見ていても飽きのこない何ともいえない
安らかな良い顔をしています。
心が曇っていないから顔が綺麗なのです。
目は心の窓といいますが、心が曇ってくると目もどんよりしてきます。
私の目は寝不足でございますけど、目がだんだん汚くなってきます。
世の中には不思議なことがあって、人間に、霊が取り付いている場合、
目の玉が死んだ魚のようになっている人がいます。
目に鱗がついたようになっていますが、不思議なもので、
ついている霊をお救いしたとたんにその方の目は綺麗になります。
去年の暮のことですが、
静岡である赤ちゃんがこのままでいけば半身不随で
一生下の世話をしなくてはいけない、
大手術をしても治るかどうか分からないということで、
何とか治して下さいという連絡があって、寄せていただきました。
生まれて一カ月の赤ちゃんが手を出されて合掌されたのです。
おばちゃんもお母さんも泣いて
「こんな赤ちゃんが合掌して・・・」と言って感激されました。
生後一カ月の赤ちゃんが抱かれて、
小さい手で合掌される姿を見せていただくと、人は神の子であり、
人の心の中には仏性、神の心が宿って下さっていることを
目の当たりにさせていただく思いがしました。