浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

偉大なる光の王に導かれ
我が身は動き口は語らん

「御垂訓」

2021-02-04 02:04:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より

            講演集、 三

       魂のふるさとへ持って帰るお土産


先の続き・・・

「あの世に修行に出て頂いた方で、肉体を持ったまま、
この世に帰ってこられる方は極く稀れでございます。
あなた様はあの世に肉体を持ちながら、よくこの世に帰って下さいました」
と言って、迎えていただきました。
そこで私は、「いや、ほんとうに厳しい所でございます」と、もう泣いて泣いて、
泣きながら話をさせていただきました。

「愚かにも過ちを犯し、罪をつくって数々の失敗を犯しました。しかし、
その過ちを犯すことによって、過ちを犯していない人の心の楽なことを知り、
なぜこんな過ちを犯したのかと善の尊さを知って、その償いとして、少しでも
善い行いを積ませていただかなくてはいけないと思います。

もちろん、懺悔も精いっぱいさせてもらいました」それから、
人さまに喜んでいただいたことも報告させていただきますと、
「よくそのように尽くしてくれました」と言って、喜んでいただきましたね。
これは、私たちがこの世を去った時、必ずそのような魂の兄弟方と巡り合うのです。
そして報告をしなければなりなせん。

「あなたはいったいあの世で何をしてくれましたか」と聞かれた時に、
その魂の兄弟方に持って帰るお土産ですが、
私たちは少しでも多くのお土産が持って帰れるように、
日々の生活で善き行いを積み重ねることが大事だと思います。
すばらしい魂のふるさとです。
ただ私一人が帰ったものですから、証明者がございませんので、
証明者のいないこのお話をしても通じないことと思います。
しかし現実にあります。


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