~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「心のスモッグを払う方法」
先の続き・・・
幸せになる為には、まず日々スモッグを出さないことです。
腹を立てないことです。
「私は腹を立てたくないのだけど、周りの者が立てさせます」と
言いますが、仮に周りの者が腹を立てさせたとしても、
腹を立てているのは自分自身です。
苦しいのは自分自身です。
だから何としても自分を苦しめることは、
もうお断りしなくてはいけませんね。
でも、辺りの人々を見ますと、過去にスモッグをたくさん出しながら
自分が苦しいものだから、どの宗教に入ったらいいだろうか、
どこの神様に参ったらよく聞いてもらえるだろうかと、
今朝の新幹線の中の方のように宗教にすがり、
そして「一生懸命拝んでもご利益はありません」ということになります。
私は「ご利益などあるわけはありません」と言ったのですが、
自分がスモッグを現に出しながら、
ついつい苦しいものだから滝に打たれて行をしたり、
あの信仰をしたら救われるのだとか、不幸から
逃れられるのだとか言って次々に自分が心のスモッグを出していたら、
苦しみがとれることはないわけです。
まずこの心のスモッグを止めて、払ってしまえばいいのです。
そして、先に出したスモッグを消していくことです。
ではどうして払えばいいかと言いますと、
神の光を自分からお断りした世界ですから暗くて苦しい、
その暗い世界を一つ一つ反省して、
自分が過去にスモッグを出した原因を一つ一つ反省して、
神にお詫びをし、悔い改めた時に、その苦しみが払われます。