※ 昨日停電があり、システム回復のため当ブログの投稿が
遅れましたことをお詫びします。
~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「八百年地獄に迷った霊」
平家の一族で大宮家一族という方々が八百年から経っているのに、
一族皆で苦しんでおられました。
縁あってお会いした大阪のAさんに向かって「どうぞこの方を
支配しなさい」と申しますと、殿様が出て来られたのです。
「誰が我を、このような所に呼び寄せたか、我を誰がこのような所へ・・」
と、Aさんに憑依して言われるのです。
そこで「あなたを救う為に私が法の力をお借りして地上の世界へ
あなたを呼びました。
あなたはどのような世界におられるのですか」と聞きますと、
「我のいる所はのう、真っ暗で穴倉のような所におるぞ」と言われます。
「それはどこかご存じですか」と聞くと、
「それは真っ暗で見動きもできず何も分からん」と言われのですが、
そこは地獄です。
墓の中に意識があるのです。
だから真暗で身動きができないのです。
「あなたも地上での生活を振り返って、よく反省してみて下さい。
そして過ちに気付いたら心から神にお詫びをしなさい。
その時あなたは救われることができますよ」と言いましたら
「我一人じゃないぞよ、我のあとに幾百人もおるぞよ」と、
昔の殿様ですからね。
そうおっしゃっいますから、
「幾百、幾万の方がおられても構いません。
私がいちどにお救いしましょう」と言うと、
「受けることができるかな」とおっしゃる。(笑い)
「受けられるか受けられないかは、
やってみなくては分かりません、
私が間違いなしに皆さんをお救いしましょう」と言いましたら、
「では、もし受けられん時は、如何に致すか」と言われます。
「それではあなたに縁ある諸霊の方すべてをこの場所に呼びなさい。
あなたに縁ある諸霊は、あなたが呼びなさい」と言いますと、
「者ども、この場に控え!」大きな声で言われるのです。
その時、ちょうど私の弟子、いえ弟子ではなくて心の友ですが、
縁によって過去世、未来の霊視のきく方がその場にいて見ておられたのですが、
ずうっと無数のお侍さんが私の前に並んだそうです。
傑作なのは「者ども、この場に控え!」と言っていたその殿様が、
自分ひとりさっと私の側に飛んで来て「助けてくれや、助けてくれや」
と私にしがみついたのです。
いくら殿様は武将だといっても、いざ助けてもらう段になったら、
「者ども先に救うてもらえ、わしは後から救うてもらうぞ」と
いうような立派なのではなくて、自分が先に救われようとして、
しがみついて来るのですね。
「よろしい、救ってあげましょう」と言って殿様をお救いし、
次に家来の皆さんをお救いしましたら、
みなありがとうございましたと手を挙げて行ってしまわれたのです。
すると面白いことにAさんがバタンと倒れてしまったのです。
意識が無くなってしまったのですね。
そこで「どうかこの方の意識に光を与えて下さい」と祈り、
しっかりしなさいと言いますと、ポッと起き上られました。
実は殿様の一族を全部お救いさせてもらった後で、
その人の家来だった方でたまたま野外で用足しをしていた霊がおられたのです。
亡くなっても、生きている時と同じ思いでおられますからね。
この霊は殿様が「この場に控え!」と言われた時に留守をしていて、
あとから出るということがありました。
迷える霊が救われる為には、「ほんとうに自分の心の曇りを払って、
自分の心に神仏の光をいただきなさい。
そして自分の過ちを悔い改めなさい。
その時あなたは必ず救われます」と言って教えてあげます。
そしてその方が悔い改めた時に即、救われます。
今日までに余りにもそういう体験が多いので、
これは自信を持って言うことができます。