~ 恩師のご著書「講演集」より ~
講演集、 一
「喜びの現証」
小学校五年生の男の子ですが、
牛乳瓶の底のような物凄い度の強い眼鏡をかけているのです。
視力は検査表の一番上のあの大きなのが、
0.一ですか、その字が見えないのです。
ですから自分の履物さえ眼鏡がなかったら履けないのですね。
勿論階段などあったら大変です。
眼鏡がなかたらお尻で這って下りなければならない、
そういう子が来られまして、
「どうか安らぎをお与え下さい」と祈りますと、
瞬間に眼鏡が要らなくなりました。
帰り際にお母さんが泣いて喜んでおられましたけれど、
その子は元気に外に遊びに行っておりました。
これも一つの現証です。
全部そんなにうまいことはいきませんよ。
その縁によって、そういう奇蹟を現わしてもらうことがあります。
四国の方で、
24歳のものが言えない方が突然に耳が聞こえて
ものを言われるようになりました。
これも現証だと思います。
ものが言えませんし、
耳も聞こえませんから聾唖学校に通っていたのですが、
全く聞こえなかったその方に、私の前に坐ってもらって
「どうか光をお与えください」と祈りました時、
突然聞こえてきたのです。
「聞こえます、聞こえます」と言われたので、
皆さんびっくりしていただきましてね。
こういうことも絶えず見せていただきます。
今私の所に来てくれているSさんのお父さんが
下半身無力症というのか、全身動かなくて、
指一本動かすことが出来なかったのですが、祈りますと、
その晩から足が動くようになり、
三日目には松葉杖も持たずに歩いて来られて
「先生歩けるようになりました」と言われました。
これなども奇蹟と思います。
これらは見えない世界からのものであって、私の力ではありません。
私以外の神の力が働いて下さって、
信じられないような奇蹟を現わしていただけるのです。