浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2022-05-06 01:16:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
 ~ 恩師の「講演集」より ~


           講演集、 一

      「無我の境地、神の使途」

このようにお話させていただいて、
あちこちに寄せていただくのですが、
もう一睡もせず走り回っている時があります。
それでも何ら疲れないですね。
普通の常識で考えましたら、

とてもたまらないだろうなと思われるでしょうが、
しかし疲れも知らないこのエネルギーは自分が自らを、
自分の思いをすべて捨てて、待っていただいている方に、
たとえ一人でも二人でも安らいでいただけたら、
喜んでいただけたらというその思いが、
私のエネルギーになります。

「しんどいなあ」とか「もうあかん」という状態になることは
ありません。
仏教でよく「無我の境地」と言います。
お坊さんが坐禅をされて無我の境地に到達されたとか、
私は悟ったとか言います。それも一つの無我ですけど、
「自らの自我をなくした日々の生活」これが無我で、
私には私の自我は何もありません。

他の方から私の自我について質問を受けた時、
私は次のように答えます。
「私のすべては神のもの、私のすべては人々のもの、
私の時間は神のもの、そして私の時間は人々のもの、
このように祈らせてもらい、このように実践させてもらっています」と。
自分という我をなくしていまったら、
その生活の実践は神の御心のままに為したことです。



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