浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「垂訓」

2023-11-12 02:28:40 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


       第二章 必要なのは正しい生命観の確立

       ◆宇宙の中心から流れどおしの愛の光◆

先の続き・・・
死後硬直が起きないという事態に遭遇した時、
私たちの中には非常に戸惑う方もおられるでしょう。
亡くなって三日間も身体が温かく、綺麗な顔、
ということもあります。
本来、心は物質に支配されないものです。
心は物質を超えています。

肉体がこの世の法則を超えた奇蹟を現わすのも、
心の本来の働きが肉体に影響しているからです。
人間は何度も肉体という衣を着脱しながら、
生まれ変わり死に変わりしています。
一方、魂は永遠に生き通しの命として持続していきます。
人間の本来は永遠の存在です。

ところが、肉体を自分と思っていれば、
魂は肉体に支配され拘束されたままです。
自分の正体、魂本来の使命やふるさとを忘れ、
眠ってしまっているかのようです。
あの世へも行くことができ、
生き通せるはずの魂が自由になれず、
肉体がなくなるのは嫌だなとか、
死ぬと燃やされるからかなわないな、
恐ろしいなという思いにがんじがらめに縛られ、
委縮していると、たちまち肉体は石のように硬直し、
本当に生命の根っ子から
プツンともがれた花のように美しさを失います。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする