恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第三章 天上界への道
◆宇宙を動かす力とつながる心の内奥◆
これと同じ原理で、
地球も火星も土星も互いのものすごく距離が離れているにも拘わらず、
目に見えない引力という歯車によって、互いに影響を及ぼしつつ調和を保ち、
太陽の周囲を回っているのです。
お互いに持ちつ持たれつの関係で生かされているのが自然の法則です。
私たち人間の社会でも自然に学ぶべきです。
また、動物は植物に二酸化炭素を与え、それをもとに植物が光合成を行い、
空気中に放出した酸素を吸って動物は生きるという
相互依存の法則が自然界にはあります。
「草や木など刈っても切り倒してもかまうものか」とか、
「人間さえ快適で便利に住めればいい」という心は、自然に逆らうので、
環境破壊を起こして、自らの墓穴を掘ってしまいます。
「他人はどうなってもいい」という自己中心的な思いも滅びの原因です。
太陽系以外にも別の太陽系が同じような仕組みで回っており、
これらが銀河系だけでも何千億個もあるそうです。
銀河系は一回転するのに二百五十万年かかると、
偉い学者が計算されたそうです。
その銀河系宇宙のようなものが、また何千億個も集まって島宇宙となり、
さらに島宇宙が何千億も集まって大宇宙ができているそうですから、
もう計算できるものではありません。
そういう無数の天体が千分の一秒の狂いさえなしに循環の法則に従い、
また相互に作用しながら正確に動かされているのです。