浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「垂訓」

2024-01-25 00:07:17 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵

   ◆人の愚行によって自分の心の平安を失った時、
                    その人よりも自分が愚かとなる◆

先の続き・・・

提婆達多(ダイバダッタ)という人は生涯お釈迦様を目の敵にし、
あの手この手で評判を落とそうとしたり、
命を狙ったりしました。
街頭にいた貧しい妊婦に金を与えてお釈迦様が
孕ませた子だと街中を触れ回らせたのもその一つですが、
お釈迦様はこれを捨て置き、何ら弁明はしませんでした。

もちろん、こうした悪意からの卑劣な行為は
天に向かって唾を吐くことになりますから、
神様が罰を当てなくとも、
結果は自分に戻ってきて哀れな最期となって当然です。
ここでもしお釈迦様が相手に反応してしまったなら
どういうことになったかは想像に難くありません。
自分の心を苦しめてはなりません。


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