浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「垂訓」

2024-01-26 00:07:01 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵

   ◆人の愚行によって自分の心の平安を失った時、
                    その人よりも自分が愚かとなる◆

先の続き・・・

まして自分に非がないのに相手から喧嘩を仕掛けられて、
それに心を動揺させたら丸損になります。
提婆達多とまったく同じような人が私にもありました。
私を目の敵にし、なんとかして評判を落とそうと、
卑劣にもまったく事実無根のありと
あらゆる悪意を尽くした作り事を十年間言いふらしてくれました。
私もただの凡夫ですから、
弁明や抗議の一つもしたくなった時もありましたが、
いっさい捨て置くことにしました。

今から三年前、その人は全身マヒで口も聞けず、手足も動かず、
意識だけはハッキリしている生き地獄の中で
死さえゆるされずに生きているようです。
近づく人もなく、やせ衰えて見る影もない
哀れな姿だということです。

自らの行為を反省され、神の愛し子として
目覚められることを祈るばかりです。
先程は五蘊の説明をしましたが、
人間には肉体を持ったがために避けられない困難や苦悩
がついて回ります。「色受想」までの段階で生んだ迷いを、
そのまま「行」すなわち行為にもたらしてしまう
また罪をつくり、苦しみの原因となります。



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