~ 恩師の御著書「講演集」より ~
講演集 一
「心を苦しめると必ず不幸が来る」
人は誰でも過ちを犯します。
過ちを犯し易いものです。
しかし、
その過ちによって自分を苦しめることは正しくありません。
それは悔い改めることです。
「悔い改めた時、汝の罪は許される」
これも本当の神の心です。
ですから、「過ちを改めるに憚ることなかれ」
過と気付けば、心を素直にして悔い改めていけばよいのです。
そして、
いつまでもその過ちを心の中に持って自分を苦しめないことですね。
絶対に自分の心を苦しめてはいけません。
これを今日のご縁として
精進して戴きたいと思います。
自分の心を苦しめたら必ず不幸が来ます。
たとえ他から与えられた苦しみであっても、その苦しみを自分が
受けてしまったら自分のものです。
その見方、思い方を喜びに変えて
感謝できる見方をさせてもらうように、
その時この世の苦しみから自分が解脱していけます。
「私達は思いの中に生きさせてもらっている」と言いますのは、
このことです。
「思いの中に自分の人生を築いている」のです。
他から与えられたものと違います。
だからまず感謝して
喜ばなくてはいけません。
「結構の源やん」のように思い方を変えて
自分が感謝し喜びに満たされていれば、その方ご自身の心は
苦しみから解放されて安らいでおります。