お写真は恩師「長尾弘」先生が中国の
黄山を登山された時にカメラに撮られたものですが、
ご覧のように恩師の左胸のあたりに十字の光が見えます。
また、この黄山では雨雲のために
景色が殆ど見えなくて、
恩師が手にしておられた登山用の木の杖を
天に高く上げられ”開け!”と叫ばれたら一瞬にして
その雨雲が払われて、山水画に出てくるような、
あるいはそれ以上の大変綺麗な自然(神)が作り出した
山水画の景色を見ることができたそうです。
恩師が後日の講演会でそのようにお話しされておられました。
恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―1
主題:求めない心は調和の心
先の続き・・・
誰からも喜ばれ、しかも周りの人々まで
豊かにする幸せこそ本当だと言えます。
そんなことは分かっている。と、
おっしゃる方もあるでしょう。
私は常に人のことを思い、
人の為に行動してきたのに、
誰もそれに感謝してくれないではないか。と、
思っている方もあるはずです。
こう言う思いは、物質的な豊かさを
手に入れても、心の豊かさには繋がりません。
つまり周りの人々にも
豊かさを届けられないのです。
何かをすれば、それに対する見返りを
当然のことのように期待している。
こんな心で暮らしていれば、
いくら努力をしようが、いくら成功しようが、
周りの人からは嫌な人間だと、思われるだけです。
私がこれだけのことをしたのだから、
当然その結果として私に見返りがある、
こういう心でする行動は人の心を動かしません。
人の心を動かさないものが、
自分や世の中を本当に豊かにするはずがないのですね。