生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

涼風至 (立秋の初候で、8月7日から12日まで)

2013年08月17日 16時37分57秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
十日ぶりに山に戻りました。東京を出た時は36℃、こちらは24℃。明けて今朝の外気温は20℃。正に涼風至(涼しい風が立ち始める)です。
朝刊を買いに少し山を下ります。300mほど下ったところに、「八ヶ岳リードオルガン美術館」があります。何度も前を通っているのですが、入ったことはありませんでした。
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美術館(といっても、普通のログハウス)全景です。

帰り道に、チラシが置いてあるのが眼に入り、今日と明日は滝廉太郎の作品をバリトンとソプラノで唄う会があると書いてあります。
そこで、午後3時から出かけてきました。驚いたことに、オルガンの説明役はご主人(明日は、オルガン演奏役)、その娘さんは今日のオルガン演奏で、あすのソプラノ歌手、その息子さんが今日のバリトン歌手でした。庭は、別荘地の4区画分くらいで広く、山野草が自由自在に茂っています。


丸ログの室内には、古いオルガンが約15台ほど、明治時代の日本最古の製品は、恐らくここだけにしかないとの説明でした。

ログハウスの中で、プロ(まだ、音大の2年生だそうですが)のバリトンを眼の前で聞くのは迫力がありますし、音響効果も抜群でした。

前半は、滝廉太郎の作詞の9曲。その中に、私が幼稚園時代の帰りに毎日唄わされた「さよなら」があったのには、驚きました。
「今日のけいこもすみました。みなつれだってかえりませう、・・・」
荒城の月の豊後竹田の銘菓と甲州の葡萄のお茶の後は、歌曲を5曲。ウェルヂィーやモーツアルトでした。

喧騒と、暑さを忘れた楽しいひと時でした。