新しいカテゴリー「その場考学との徘徊」について
気がついてみると、カテゴリーの数も9つになってしまった。しかし、旅行記に関するものは無かった。どのようにしようかと考えた末がこのカテゴリーになりました。その場考学半老人としては、その場考学を背負っての徘徊が丁度良いように思われます。
ちなみに、私の「その場考学」が始まったのは1980年だったので、その時の文章を紹介します。
Design Community Seriesの第11巻 その場考学シリーズ2 その場考学のすすめ(初版)からの引用ですが、固有名詞の部分を削除しました。
「その場考学とは、その場・その時を最も有効に過ごすために、実生活における知力を備えた鼎型人間の育成と実践とを目指す工学である。(中略)
当時貧乏だった英国が、小金持ちになった日本に目をつけたことからロールス・ロイス社との国際共同開発に20年間従事しました。
設計技師の最大の敵は、時間です。時間との戦いに如何にして勝つかが最大の課題と言えるでしょう。ほおって置くと何でも頼まれて、自分の時間(純粋に設計をする)が無くなる。そこで計画的な時間の管理方法と、小さく時間を稼ぐ方法を考えて実行しました。
私がその場考学に目覚めたのは 1980年。RR社との国際共同開発が始まりかけた時だ。度重なる長期海外出張で、その前後の一週間(つまり合計2週間)机上の書類の山にウンザリしていた頃だ。のんびり屋のRR社のエンジニアの仕事振りをよく見ると、なるほどと思われるものがいくつか見えた。要するに仕事を手っ取り早く片付ける技があるのだ(勿論、有能な秘書の存在もあるが)。どんどん取り入れるうちに その数は20を超えた。その頃から海外出張前後での机上の書類の山の存在期間は1週間から、3時間に変わった。その時から、「その場考学」の名前を自ら付けることにして今に至っている。だから、課長時代から いつもえらく時間が余ってしまう。会社での深残業の話を聞くと、いつもこのことを思い出す。
その場考学は、言い換えると日常業務のフロントローディングと言える。日常繰り返し起こることに一寸したルールを決めて、予め何かを用意しておく。それだけのことで、時間が大いに節約できる。
工学ではなくて考学とした理由は、工学ではいかにもおこがましいし、常に考えることを念頭にすることをモットーとするためのである。考学が工学となる日が来れば理想的なのだが、それはなかなかに難しい。」
そこで、旅行に関してもその場考学流のフロントローディングを実践しているわけです。その場考学も徐々にではありますが進化を続けており、最近はメタエンジニアリングになっております。つまり、私にとってのメタエンジニアリングはその場考学の一分野で、その時その場で正しい決断をするためには、メタエンジニアリング的な知識と思考方法が必要ではないだろうか、というわけです。
気がついてみると、カテゴリーの数も9つになってしまった。しかし、旅行記に関するものは無かった。どのようにしようかと考えた末がこのカテゴリーになりました。その場考学半老人としては、その場考学を背負っての徘徊が丁度良いように思われます。
ちなみに、私の「その場考学」が始まったのは1980年だったので、その時の文章を紹介します。
Design Community Seriesの第11巻 その場考学シリーズ2 その場考学のすすめ(初版)からの引用ですが、固有名詞の部分を削除しました。
「その場考学とは、その場・その時を最も有効に過ごすために、実生活における知力を備えた鼎型人間の育成と実践とを目指す工学である。(中略)
当時貧乏だった英国が、小金持ちになった日本に目をつけたことからロールス・ロイス社との国際共同開発に20年間従事しました。
設計技師の最大の敵は、時間です。時間との戦いに如何にして勝つかが最大の課題と言えるでしょう。ほおって置くと何でも頼まれて、自分の時間(純粋に設計をする)が無くなる。そこで計画的な時間の管理方法と、小さく時間を稼ぐ方法を考えて実行しました。
私がその場考学に目覚めたのは 1980年。RR社との国際共同開発が始まりかけた時だ。度重なる長期海外出張で、その前後の一週間(つまり合計2週間)机上の書類の山にウンザリしていた頃だ。のんびり屋のRR社のエンジニアの仕事振りをよく見ると、なるほどと思われるものがいくつか見えた。要するに仕事を手っ取り早く片付ける技があるのだ(勿論、有能な秘書の存在もあるが)。どんどん取り入れるうちに その数は20を超えた。その頃から海外出張前後での机上の書類の山の存在期間は1週間から、3時間に変わった。その時から、「その場考学」の名前を自ら付けることにして今に至っている。だから、課長時代から いつもえらく時間が余ってしまう。会社での深残業の話を聞くと、いつもこのことを思い出す。
その場考学は、言い換えると日常業務のフロントローディングと言える。日常繰り返し起こることに一寸したルールを決めて、予め何かを用意しておく。それだけのことで、時間が大いに節約できる。
工学ではなくて考学とした理由は、工学ではいかにもおこがましいし、常に考えることを念頭にすることをモットーとするためのである。考学が工学となる日が来れば理想的なのだが、それはなかなかに難しい。」
そこで、旅行に関してもその場考学流のフロントローディングを実践しているわけです。その場考学も徐々にではありますが進化を続けており、最近はメタエンジニアリングになっております。つまり、私にとってのメタエンジニアリングはその場考学の一分野で、その時その場で正しい決断をするためには、メタエンジニアリング的な知識と思考方法が必要ではないだろうか、というわけです。
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