生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

その場考学との徘徊(57)題名;甲斐の国の桜(その2)

2019年04月11日 14時36分21秒 | その場考学との徘徊
その場考学との徘徊(57)題名;甲斐の国の桜(その2)

場所;山梨県 年月日;H31.4.5-7
テーマ;桜の咲く順番   作成日;H31.4.10アップロード日;H31.4.11                                                      
TITLE: 桜の咲く順番(その2)

 今度は、標高1130メートルから東京へのルートだ。この季節から、土日の中央道は小仏トンネル他で午後は早くから大渋滞が発生する。大月などはとっくの昔から、東京への通勤圏なのだが、このために首都圏の仲間入りができないでいる。群馬や茨城県に比べて、距離的には近いのに、未だに富士山と武田信玄頼りだ。ちなみに、今日も甲府では「信玄公まつり」が行われている。我が家は、信玄が信濃攻略に使った「棒道」の上にある。信玄公まつりでも、武者行列を見るだけでなく、棒道での兵卒姿の進軍マラソンでもやったら面白いのではなどと考えてしまった。

 我が家から、八ヶ岳の最南端の編笠山の裾野をまっすぐに下ると、中央道の長坂ICに出る。その近くには、桜の名所がいくつかある。その一つが「牛池」だ。ここの標高は500メートルくらいだろうか。まだ、やっと開花宣言といったところだったが、南アルプスの眺めは素晴らしい。


 
池の周囲には遊歩道が整備されていて、巡るにつれて、山々の眺めが代わるのも楽しむことができる。陽当たりによっては、開花が始まっている木と、まだ蕾が固い木があり、その違いは何かを考えることもできる。池の由来書きにも、面白いストーリーが記されていた。





 さらに下って甲府盆地のほぼ中央に出る。この辺りは、土地勘が無いとわかりにくい。なにせ、甲府市の廻りには、甲州市、山梨市、笛吹市がとり囲んでいる。今回は、笛吹市の「桃源郷春祭り」を訪ねることにした。
 笛吹市と隣の一宮市は桃の名産地なのだが、一宮市では桃畑と葡萄棚が交互に並んでいる。店は時期により看板をかけ替えるのだ。
 ふるさと公園は、傾斜地に作られた大きな前方後円墳を中心にかなり広い地域に広がっている。甲府盆地の眺めは最高の立地条件なのだ。


 
眼下には、リニア新幹線の実験線がこの区間だけは地上を走っており、その全貌を見ることもできる。桜と桃の花のコントラストも楽しめる。ちなみに、山間部では桜と梅が同時開花するが、今年は、東京の我が家でも花桃と桜がほぼ同時開花だったが、梅はすでに小さい実を付け始めている。


 

 ここの銘木は「甲州蚕影桜」と書き「こかげさくら」と読む。根元が二つくっついているので、「夫婦円満桜」なのだそうだ。
今日は、地元の女子中・高生がお茶のサービスをしてくれている。窓越しの景色もなかなか良かった。



 
ここから山裾に沿って下ると、文字通りの桃源郷に入る。その中に、小さな城跡があった。「小山城址」との石碑が建っている。城主は穴山氏らしい。小さな敷地で、中央部は子供の草野球場の様だ。周囲の土塁は見事な桜並木になっていて、ここは丁度満開だった。








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