暖かくなってから自転車で行動することも増えたけど、普段の移動の基本は相変わらずバス。
・・・なんだけど、北京に来て初めて知ったことがあります。
バスって・・・。
バスって・・・。
何の前触れもなく突然故障しちゃうもんなんですね。
乗客全員下車を余儀なくさせられる場合もあり、相変わらずゆる~い北京バス事情であります。
(前回の滞在時に、乗客全員で故障したバスを後ろから押して動かしたことを思えば、下車だけで済んでめでたしめでたし)
ま、そんなわちゃわちゃを含めてバスが好きなんだけど、買い物の荷物が重かったり、かなり疲れている時などは、タクシーを利用することもあります。
北京のタクシーはこんなの。
・・・ん? その丸っこいものは?
これまでに2度しか見たことがない、可愛いタクシー!
いつかこれに乗ってみたいなぁ。
さて、たま~にしか乗らないにもかかわらず、ある日のタクシー運ちゃんは。
道を全然知らなかった。
ま、これは以前もよくあったことなので、案内しながら無事マンションへ到着。
そして先日のタクシーでは思わず、「そんなん、ありかいっ!」と突っ込んでしまう出来事がありました。
目的地を伝えて、タクシー出発!
・・・が、一般的に通る道を選ばず、交差点で曲がってしまいました。
通常はルートAだけど、細い道を通るルートBで行くのかな? ちょっと遠回りやけど、ま、いいか。
しかも何かのろのろ走ってるけど、これもま、いいか。
・・・と思っていたら。
その細い道も曲がらずに、通り過ぎるではないかっ!
これは、あれやな。 わざと遠回りしてタクシー代を稼ごうって魂胆やな。
「ちょっと運ちゃん! どこ走るつもりなんっ!?」
するとタクシーは、おもむろに停車。
そして、「やっぱりそうか・・・」とかなんとか独り言をつぶやいた運転手が次に取った行動はというと。
片道5~6車線はあろうかという広い道を。
そのままバックし始めた。
・・・そんなん、ありか?
もちろん後ろから車が来ていないことを確認した上での行動やけど、改めて言う。
そんなん、ありなんか?
で、結局細い道を通って無事に(・・・無事にって言うのか?これ?)マンションに到着。
メーター通りの運賃を渡すと、その中から1元を抜き取って、運ちゃん一言。
「迷ってしまったから、その分は返すわ」
運ちゃん・・・・。
あんた、あんた、ほんまに・・・。
道を知らんかったんやね。
最後は心温まる素敵なエンディングだったけど、改めて思う。
北京の交通、なんでもありやな。