チベット仏教寺院 『雍和宮』。
実は去年から、「新年は雍和宮に初詣に行こう」と話していたのですが、1月に入って私がすぐに日本に一時帰国したり、その後すぐに旅行に出かけたり、ようやく北京に戻ったら今度は汚染がひどすぎて外出できなかったり・・・と、結局昨日。
ようやくお参りしてきました。
春節の時の人の多さは度肝抜かれまっせ~と聞いていたのだけど、昨日はごくご普通の日曜日。
なのに。
9時の開門前。 入り口は。
激混み。 ナンデ?
ツアー客も加わって大混雑。 ほんまに普通の日曜日なんか?って感じ。
でっかいお花を持った彼女の後ろで、9時の開門をひたすら待つ!
彼女のお花に負けないぞ!と、私たちの手には。
大きなお線香。
近くのお店で買いました。
以前、雍和宮に行ったとき(詳しくは → この日のブログ)も、こうして大きなお線香を持ってお参りしたんだよね~。
・・・と、この時点では能天気だった私たち。
いよいよ、参拝。
うきうきと最初の参拝スポットへ向かい。
おもむろにお線香を取り出した、その時!
「あかん! あかん! あか~ん!!!!!」
・・・ナニゴトデスカ?
やって来る係員。
そして・・・・・。
お線香。 没収。
うそでしょ?
雍和宮の係員曰く、外で売ってるお線香は環境によくない、空気によくないから、持ち込みは一切禁止になったとのこと。
確かに、入り口のすぐ近くには。
お線香の配布はこちら、みたいな看板があり。
・・・って、その下の注意書き。
禁煙、お堂内撮影禁止、まではわかるけど、
『3本ずつくらいお供えするのがおススメ』
とか、
『大騒ぎしちゃだめよ!』
・・・なんて、あんたら、子供か?
で、その肝心のお線香ですが。
こちらで無料で配られていました。
なんともしょぼい・・・ではなく、シンプルなお線香。
どうやらこれが、環境に優しいお線香らしい。
まあ、確かに以前みなさんが持ち込んでいたお線香は。
えらいことになってたし。
いつからこんな規則ができたのかわからないけど、私たち以外にもうっかり外から持ち込んでいる人はやはり没収されていました。
が、その中の一人のおっちゃん。
係員が制止するのも聞かず、マイ線香に火をつけながら、
「“環境に優しい線香”やから、ええねん! 煙が出~へんからかまへん!かまへん!」
って、おっさん。
思いっきり煙出てるやんけ。
でもどうやらそのお線香。
わざわざ「環境に優しい線香」というパッケージで売られていたらしい。
店側の苦肉の策・・・か?
いずれにしても、お線香の制限くらいで、
この空気汚染がどうにかなる・・・としたら、お線香恐るべし、ということになるのだけど、今のところ空気汚染とお線香の因果関係は私にはよくわからないのでした。