北京に来たばかりの約3年前。
日本の家庭料理が食べられる人気のお店があると聞き何度か足を運んだのですが、春節休みだったり、満員で入れなかったり・・・。
と何度もフラれ続け、結局一度も行けずじまいだったあのお店へ、ようやく行ってきました。
『鈴木食堂』!
北京市東城区小菊兒胡同77号
すっかり観光地化してしまった“南鑼鼓巷”からちょっと入った小さい路地にあるこのお店。
この日はオープンの11:30前から店の前で待機!
オープンと同時になだれこんだのだった~。
・・・ま、そこまで気合入れる必要はなかったかな?
12:00前には満席になったものの、平日ならオープン時刻なら普通に入れました。
手書き風のメニュー。
うさぎの顔がデザインされたおたまの絵。
この国ではなかなかお目にかかれない懐かしさを覚える素朴さ、可愛いデザイン。
メニューを見ながらさんざん迷った挙句、選んだのはやっぱりハンバーグ。
このお店に来たいと思ったきっかけが、ネットで目にしたハンバーグの写真だったので・・・。
いくつものハンバーグの中から選んだのは。
煮込みハンバーグ定食。
同行したお友達が選んだのは。
雪だるまみたいな大根おろしがのせられた、おろしハンバーグ。
そして。
チキン南蛮。
うぅ~! これも惹かれる!!!
お味はといいますと、欲を言えばハンバーグがもっと肉汁じゅわ~だったら・・・とか、ご飯がちょっと固かったとかはありますが、北京のまったり空間で美味しい家庭料理がいただけるこのお店はやっぱり貴重だ~と思ったのでした。
ちなみに、私たち以外はみな中国人。
それも、見たところ可愛くおしゃれした女の子が中心。
日本の家庭料理を食べにくる子は、もしかしたら日本の雑誌とかを参考におしゃれを研究してるのかな~(#^.^#)
・・・なんて、ほほえましく見ていたその時。
入ってきたのは。
寝起きそのまま来たんかと見まがうほどの、寝ぐせバリバリあ~んど、ゆるゆるジャージ!
さらにさらに、ごくごく普通の男性と一緒に入ってきたのは。
80年代バブル期からタイムスリップしてきた(としか思えない)オネエサマ。
深紅、それも光沢ピカピカのお洋服、そして真冬の北京でサングラスって・・・。
なんかの間違いで、ちょっと昔の日本のファッション雑誌を参考にされたのかもしれない。
(誰か、最新号を彼女に・・・)
・・・とまあ、いろんな層に愛される鈴木食堂。
どうやら今は計4店舗展開されているようで。
こちらは2号店。
帽兒胡同(南鑼鼓巷近く)。
そしてこちらのかわいらしい名刺は、前門店のもの。
う~ん、たまらないっ!!!
口コミを見ると、どのお店も中国のみなさんに愛されている様子。
うんうん。わかるなぁ。