11月30日。
何やら外からやたらクラクションの音がするなぁと窓から見てみたら。
うぉぉっ!
なんじゃ、これはっ!?
どうやらこの十字路の信号が壊れていたらしい。
常日頃の交通事情を見る限り“譲り合う”という言葉が辞書にないらしい皆さん、少しの隙間も逃すまい!とぐいぐい入り込んだ結果がこれ。
しばらくすると多少解消したものの。
まだまだ油断はできないぞ。
・・・ん?
それにしてもなんか、今日の視界、めっちゃ悪くない?
その日の夜から北京の空気汚染はあれよあれよと悪化し、翌日。
ココハドコ? 雲ノ中?
最高危険レベルの更に上、まあ、とにかくめっちゃ危険でっせ!というレベル。
写真中央は徒歩5分程度のところにあるビル。
午前中はまだかろうじてぼんやり見えていたのですが。
午後になると、存在自体がわからない状態に。
そんな時、北京に住む私たちに大使館から送られてきたメールがこちら。
・・・窓の隙間、テープで目張りか。
さっそくやってみました。
が。
テープセレクトを間違っちゃったようで、取扱い注意感満載の我が家の窓枠。
この日も二胡練習があったのですが、さすがに外出が恐ろしくてキャンセルに。
一日中家にこもっていました。
中国国内出張から戻る夫の飛行機は、こんな状態で北京空港に着陸できるんやろかと心配していましたが、何事もなくしれっと着陸したらしい。
ところで。
中国のネットを見ていたらこんな写真が。
ぞわわっ!
『ホラー映画のシーンじゃないよ』とのコメント付きのこの写真。
実は。
空気汚染の中、公園で踊るおばちゃんたち。
おばちゃんが公園で踊る光景は中国では日常茶飯事なんだけど、いやいや、こんな時はやめとけ、おばちゃん。
こちらは・・・?
中国シンセンに住む若者たちが北京の空気汚染に衝撃を受け、「芸術を通して、空気汚染にもっと関心を!」と始めたことなのですが、なんでしょ、これ。
実は、北京のあちこちで100日間汚染空気を集め、それで“レンガ”を作ったそうな。
さて、これまで経験した中でも特別ひどかった今回の空気汚染。
その後どうなったかと言いますと。
こちら、天気予報。
2日以降強めの風が吹くようですな。ふむふむ。
そして、12月2日の朝。
なんと美しい朝焼けでしょう。
汚染数値も一気に改善。
朝日がまぶしい・・・。
そしてこの日、大使館から来たメールには。
へ・・・? 換気しなあかんの?
ということは、窓にべったり貼ったテープをはがさなあかんということ?
というわけで、一部の窓だけ目張りを外して、換気! 換気!
風に吹き飛ばされた汚染物質は、周辺国とか海とにばらまかれるんですよね。
やれやれです・・・。
ネットでは富士山の空気なるものがなかなかのお値段で売られていました。
普段は興味ないけど、今回ばかりはちょっと気になる・・・。