満州鉄道の旧本社屋。
2007年から見学が可能になったのだとか。
『地球の歩き方』には
“前日までに電話予約を入れること”
とありますが、ここは中国。
なんとかなるやもしれん。
というわけで、ダメ元で当日直接行ってみました。
レトロな建物。
“外壁はもろいから危ないよ。 ここに車停めたらあかんよ。 なんか起こっても自己責任やで”
との貼紙。
ほんま、日本のように地震が多かったら、あっという間に崩れてしまいそう。
建物の入り口にやってきました。
ん・・・?
なんか、貼紙があるぞ?
“見学希望者はここに電話してください”
との内容。
しかも、日本語!!!
早速電話してみました。
・・・出ません。
誰も出ません。
しょぼ~ん・・・。
仕方なくその場を離れた私たち。
・・・のもとに、お電話が!!!
先ほどの陳列館の担当者が、着信履歴から連絡してくださったのでした。
というわけで、電話で時間を指定して予約完了! わ~いわ~い!!!
(ちなみに、お電話も日本語でした! すごい~)
現在は見学者が少ないため、こうして予約がある時のみ、この入口の受付に人がいらっしゃるようです。
(それ以外はこの通り。だ~れもいない)
古い建物内の2階に陳列館はあります。
はぁ・・・。
溜息がでるような、美しい天井!
当時の関連資料や満州鉄道で使われていたものが展示されています。
陳列館をじっくり見学、そして満鉄総裁室なども見て回った私たち。
せっかくなので、ちょこっと見学エリアを逸れて。
現在は『大連鉄道局』として利用されているエリアもチェック、チェック。
この長い廊下の両壁には、いくつもの注意書きが並んでいたのですが、その内容というのが。
優しくにこやかに話そうね
細かいところまで気を配りましょう
他人を思いやりましょう
言い訳は控えめにね
・・・・・まったく、その通りだ。
ほんま、頼むから、ちょっとでもいいから、この注意書きを守ろうよ! みんな!!!
(つくづく、スローガンばかりが溢れかえってる国やな)
というわけで、陳列館に加えて現在のお仕事場も(勝手に)見学した私たち。
スペースはそれほど広くありませんが、この建物の中もじっくり見学できるので、なかなかおススメです。
ちなみに、道路を挟んで向かい側には。
これまたレトロな建物を利用した図書館。
2階建ての静かな空間。 本を読む人、勉強する人、いろいろ・・・。
ここがまた本当に素敵だったので、機会があれば併せて見学されることをおススメします。
(荷物は入口近くのコインロッカーに預けてから、図書館に入りましょう)
つづきはまた今度。