"海棠(カイドウ)"というお花をよく知らなかったのですが。
なんとも愛らしい、こんなお花。
先週、清明節の連休中5/7に夫と一緒に、"海棠(カイドウ)"で有名な公園に行ってきたのですが。
まだほとんど蕾でした。
(蕾がまた可愛い!!!)
さらに。
なんだか哀れなドラえもん風船の姿も目撃し、これはもう、日を改めて来ないとあかんな・・・と家路についたわけであります。
で、4日後の昨日(4/11)。
ちょうど強風がPM2.5も黄砂も吹き飛ばしてくれた翌日。 晴天ということもあり、再度行ってきました!
北土城東路甲100号
果たして開花状況は???
おぉぉ~!!!
めっちゃ咲いてる!
あれからたった4日しか経ってへんのに、めっちゃ綺麗!
ブルーの晴天バックに、私、めっちゃ興奮。
・・・ですが、すぐに冷静になれるのは。
連休時よりも多い観光客!
平日の午前中やろ! みんな! 仕事はどうした!? (ま、私もですけど)
川沿いにある海棠の花がそれはそれは美しいのですが。
どうしてもカラフルな衣装に身を包む皆様がバックに入り込んで、インスタ映えとやらには程遠い写真ばかり。
以前に比べてかなり減ってはきているけど、相変わらずマナー無視のみなさん。
お花を引っ張り込んでの自撮りに加え、木によじ登るのはやめてくれ。
中国の名所で、人が入り込まない写真を撮るのは至難の業!
ま、色々思うところはあるけれど、圧倒されるのはこの規模!
≪元大都遺跡公園≫は何キロにも続くなが~い公園なのですが、海棠の花を楽しめる"海棠花渓"エリアだけでも1km。
途中、中国っぽいいい感じの建物もあり、ここはフォトジェニック。
晴天の春の北京。
日差しを浴びたお花の、なんと美しいこと!
聞くところによると、この公園には28種もの海棠が植えられているのだとか。
これだけの数の海棠に囲まれ、ほのかに漂う甘い香りに包まれ、なんとも幸せな私の耳に飛び込んできたのは・・・。
・・・なんや?
このリズミカルなミュージックは!?
正体は、こちら。
いぇ~い!
おばちゃんの集団ダンスはよく目にするけど、少数民族チックなこんなダンスは久しぶり。
軽やか(かどうかわからない)ステップを踏む二人を遠巻きに見守るのは。
「あの2人、どない?」
「・・・・・まだまだやな」
みたいな会話が聞こえてきそうなベテラン風のおばちゃん2人。
一方、別の場所では。
おばちゃん、爆笑!!!!!
・・・ではなく、高らかに歌い上げていらっしゃるのでした。
どうやら通りすがりのおばちゃんが即興で美声を披露し、それに合わせて二胡のおっちゃんが伴奏してる・・・と言う感じ。
実は、二胡が気になってちょっと前からその様子を見ていたのですが、最初は。
”二胡のおじちゃん&横笛のおじちゃん”
のペアでした。
が、そこに突如登場した、美声を響かせるおばちゃん。
二胡のおじちゃんは即座に対応し、それは楽しそうだったのですが、一方横笛のおじちゃんはと言いますと。
「・・・その歌、知らんし」
おばちゃんが次から次へと歌い上げる曲はどうやら、横笛おじちゃんのレパートリーには一切入っていないらしく、ご覧の表情。
複雑な人間模様を目にしてしまった・・・。
というわけで。
今まさに海棠が見頃の元大都遺跡公園。
川沿いてくてくお散歩も楽し。
一度行く価値あり!です。
ただし、人混みを覚悟のうえで。