ホンヨミ Book-loving - 『それいけズッコケ三人組』 a book for children in Japanese

2021年11月29日 | 日記

『それいけズッコケ三人組』作/那須正幹 絵/前川かずお (ポプラ社 1983年 600円+tax)

初版は1983年(昭和58年)と、今から38年前である。子供のころになんで、自分はこのホンを読んだ記憶が無いのだろうと思った。おおよその年がバレてしまうので詳しいことは書きたくないが、ホンが出版されたときは少しお姉さんになっていたようだ。

 

さて、タイトルにあるズッコケからも想像できるかも知れない。このホンの物語は昭和色が濃い。三人組というのは全員が男子で各自あだ名で呼ばれている。ハチベエ、モーちゃん、ハカセ。最初の話では彼らは小学校の六年生である。

小学生男子、と聞けば、ばかなことしかない、というイメージしかない。この男子たちもご多分にもれず、である。しかし令和の世の中から、昭和男子たちのイタズラを眺めてみると、なんとも微笑ましい、感がある。

スマホもネットも、アプリゲームも話の中には登場しない。使っている道具はカセットテープである。(しかしカセットテープは今でも存在しているが)

話は短く一話完結で、テーマも明確で読みやすい。しかしふと思った。小さな頃からスマホを操り、アプリゲームなどの刺激の強いものに触れている令和の高学年の小学生は、このホンをどのように受け止めるのだろう。

少し年齢の低い子供たちに、読み聞かせをしたら、昭和ののんびりした話も楽しんでもらえるような気がしたが、どうなのだろう。

私自身は昭和を知っている現役世代なので、あの頃、を振り返りながら、ノスタルジックに読んでしまった。久しぶりに小学生気分を味わい楽しかった。

The book is for children. Only in Japanese.

*not sure about my English.

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする