ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「東山魁夷展」

2018-09-26 20:50:14 | 美術鑑賞
「東山魁夷展 本当の「あお」に出会う」 2018年8月29日-10月8日 京都国立近代美術館
月曜休館 午前9時30分-午後5時(金曜・土曜は午後9時まで)

道 どうして、こんなに人を惹きつけるのか。まっすぐにのびる道にそれぞれの人生を重ね合わせるからだろうか。


残照 のびやかに景色が広がり、美しい。見ていると心が広々としていく。私の好きな作品。


緑響く 夢の中のような



唐招提寺御影堂障壁画 濤声 遠く離れて見るべし!波が四方からよせてくる感じがする


唐招提寺御影堂障壁画 山雲 緑にかかる白いもやが幻想的

●秋翳 美しい。私の好きな作品。単純化した山と空だが、色が深い。
●白夜光 「スオミ」(泉屋博古館分館蔵)と似ている。光の反射が美しい。
●月篁 月は描かれていないが、月の光で月の存在を感じる
●曙 山の稜線で木が透けて見えるところがいい。
●白い朝 雪の表現がすごい
●唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風 さわやかな風を感じる

 2004年「東山魁夷展。ひとすじの道」(兵庫県立美術館)で見たものがほとんどだったが、いつ見てもいい。何度見てもいい。日本人がどこかで見たことがあるような風景だからだろうか。
 京洛四季スケッチは、初めて見たが、よかった。
 結構、混んでいたが、作品自体が大きいものが多いので、押し合いにならない。作品数が少ないので、焦らずゆっくり味わうことができる。

 同時開催の「バウハウスへの応答」は、よくわからなかった。

追記1:
2004年の図録に柏木智雄氏が「残照」と池大雅「朝熊山真景図」、「京洛四季習作」の「年暮る」と与謝野蕪村「夜色楼台図」を見比べ「それぞれの画に共通する詩情を確認したい」と書いている。私は、「年暮る」を見て、どこかで見たような懐かしさを感じていたが、「夜色楼台図」の詩情と共通と聞いて納得した。「残照」も「朝熊山真景図」を見た時と同じ伸びやかさを感じたし。

追記2:
絵葉書が売り切れのとき、レジで聞いてみると奥から出てくる場合があり。お客さんが多く、忙しくて絵葉書を補充する暇がないのかも。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする