ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『甘いお菓子は食べません』『ぼくは恐竜探検家!』『一瞬で人生が変わるすっごい呪文』

2018-09-30 22:27:35 | 
 またまた台風。前回の教訓か、職場では自動ドアの前に土嚢を積んで備えていた。我が家でも窓ガラスにビニールテープを貼って飛来物があってもガラスが飛び散らないように手をうつ。
 まあ、神戸では前回よりましな感じであるが、台風が過ぎた方が、風がひどくなっている。なんで日本列島に沿って台風が動くねん。

『甘いお菓子は食べません』 田中兆子 新潮社
 アルコール依存から脱することのみを目的に生きる女。「きみとはもうセックスしたくない」と夫から宣言された女。母になるか否かを考え続ける女。諦めきれない悟れない、けれど若さはもう去った。中途半端な“40代”をもがきながら生きる女たちの6つの物語。
 『徴産制』が面白かったので読んでみたが、『徴産制』のほうが格段にいい。本作は、短編集だが、登場人物が重なっている。共感できるものもあり、違和感を感じるものもあり。もがきながら、生きている女性がいとおしいと思った。
 表紙の装丁と「甘いお菓子は食べません」という表題がとにかく、すばらしい。

『ぼくは恐竜探検家!』 小林快次 講談社
 数々の新発見をしてきた、気鋭の恐竜学者・小林快次博士。謎の恐竜、デイノケイルスや、北海道で見つかったむかわ竜は、どうやって発見されたのか?恐竜学とは、いったいどんな研究をするのか?恐竜学者になるには、なにが必要なのか?すべての恐竜ファンに贈る一冊。
 児童書だが、おもしろかった。発掘の話、恐竜の話はワクワクして、おもしろい。そして、何より作者の姿勢がすばらしい。
 人は段階的に成長する。(成長期と停滞期の繰り返し)このことを知っていれば、努力が苦にならないし、伸びないときに落ち込まない。 「できない」「無理」と思った時こそ、成長のチャンス。など、大人が読んでもしびれる言葉があちこちに。決して順風満帆でなかった作者だからこその言葉である。「恐竜学者になるためには」など、子どもたちにもぜひ読んでほしい。

『一瞬で人生が変わるすっごい呪文』 メンタリストDaiGo PHP研究所
 メンタリストDaiGoが本書で提案する呪文とは、「声に出す(もしくは心の中で発する)だけで、あなたのコンプレックスやマイナス思考を、“あなたが望むように"“劇的に"変えられるスペシャルなフレーズ」のこと。日常生活で多くの人が悩みがちなテーマや心の悩みについて、それぞれの悩みを突破するために最も効果的な27の「呪文」を紹介。
 この本は、装丁と題が悪い例だと思う。DaiGoのコスプレ姿や「すっごい」「呪文」という言葉に引いてしまう。
 場面別に唱える「呪文」のあとに解説があって、わかりやすかった。とにかく、5分手や体を動かせば、やる気が出てくる。習慣化するためには、2日位さぼっても、66日間継続が大切。など参考になる。ダイエットや片付けの「呪文」は、早速やってみよう!ダイエットの成功法則は、シンプルに「動かないでやせるのは無理!」とバッサリ。「いいから動け」には笑ってしまった。いやいや、笑わないで動いて痩せようではないか。
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