ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『ルリボシカミキリの青』『田村はまだか』

2019-11-07 11:16:50 | 
 昨日は、仕事が終わってから、美術館に行く予定。その前にボランティアの予定表を渡しに行こうと家でプリンターから出力する。しかし、印刷がうまくいかない。あれこれ試しているうちに、今から出発していたら美術館に間に合わない時間になってしまう。今日は、縁がないかったのだと美術館をあきらめて、予定表を渡しに行き、家の掃除をし、夏服をクリーニングに出しに行く。
 ブルーレイが再生できなくなり、プリンターまで調子が悪い。その前には、シーリングライトのカバーを割ってしまったな。私の体調もよくないが、電気製品まで壊れる。困ったもんだ。

 昨日、関ジャニ∞の47都道府県ツアーが始まった。関ジャニ∞TVで丸ちゃんが松竹座を案内していた。楽屋は村上くんと横山くん、安くんと丸ちゃんが同室だった。幕にはぐるりと周りに47都道府県の名物とメンバーのイラストが描かれていた。見にくいけれども、兵庫県は、兵庫県出身の安くんと甲子園だったように見えた。じっくりと見てみたい。
 ツアーに当選できなかったエイターのために、48時間限定でも裏側の映像が見せてくれるのはうれしい。

『ルリボシカミキリの青』 福岡伸一 文藝春秋
 花粉症は「非寛容」、コラーゲンは「気のせい食品」!?生物学者・福岡伸一が、遺伝子研究の最前線から探究心の育て方まで、様々なテーマを明晰かつユーモラスに語りつくすエッセイ集。
 この本を読んだのは、朝日新聞の福岡さんのエッセイを読んで感動したから。難しい理系のテーマを文系の私にもわかりやすく解説。また、福岡さんの文章がうまい。深いのだ。時事テーマと科学、さらに暮らしを融合する構成もすばらしい。以下、心に残ったことがら。
 「大切なのは、何かひとつ好きなことがあること。そして、その好きなことがずっと好きであり続けれることの旅程が驚くほど豊かで君を一瞬たりともあきさせることがないということ。それは静かに君を励ましつづける」
 「学ぶことへの希求は気づきから出発する」 
 ブラウン運動は花粉ではなく花粉から出る微粒子で見られるということも知らなかった。花粉だと思っていた。
 日本の低山には電線が張られていることが多く、それに沿って下れば必ず林道に出る。山で迷ったときに困らないように覚えておこう。

『田村はまだか』 朝倉かすみ 光文社文庫
 深夜のバー。小学校のクラス会三次会。男女五人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。第30回吉川英治文学新人賞受賞作。
 田村を待っている間に、それぞれの人生がフラッシュバックするように描かれる構成がおもしろい。語られることで登場しない田村という人物像が浮かび上がるのもスゴイ。でも、内容はそこまでおもしろいとは私は思わなかった。田村のヤル気のない女の子への告白はよかった。
 
コメント
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