『湖』 ビアンカ・ベロヴァー作 阿部賢一訳 河出書房新社
湖のそばに住むナミは、祖父母に育てられている。祖父母が亡くなり、不幸な事件からも逃れるようにナミは母を探しに行く。ナミの父親は誰なのか。
いつの時代なのか、どこの場所なのか、わからない。ただ不穏な空気があるだけ。淡々と話は進む。
母の告白でナミの父親がわかるのだが、ラストでナミの本当の父親がわかる。これが、なんとも衝撃的で母親が故郷に帰れない理由も納得。読み返すと始めの方からいろんな伏線らしきものが。
全体的によくわからない感じがあるが、なぜか気になる、ラストが心に残る。
好き嫌いが分かれる本だと思う。
湖のそばに住むナミは、祖父母に育てられている。祖父母が亡くなり、不幸な事件からも逃れるようにナミは母を探しに行く。ナミの父親は誰なのか。
いつの時代なのか、どこの場所なのか、わからない。ただ不穏な空気があるだけ。淡々と話は進む。
母の告白でナミの父親がわかるのだが、ラストでナミの本当の父親がわかる。これが、なんとも衝撃的で母親が故郷に帰れない理由も納得。読み返すと始めの方からいろんな伏線らしきものが。
全体的によくわからない感じがあるが、なぜか気になる、ラストが心に残る。
好き嫌いが分かれる本だと思う。