京都の美術館へ行く。桜は散り始めと言う感じ。でも、まだ綺麗だった。
「平成美術 うたかたと瓦礫 1989-2019」 2021年1月23日-4月11日 京都市京セラ美術館
開館時間=10:00-18:00 休館日=月曜日
平成の時代は、バブルがはじけて経済停滞、未曽有の災害に繰り返し見舞われた。美術評論家・椹木野衣が企画・監修し、独自の視点で選定したアーティストたちによる平成の美術を振り返る展覧会。
崇高なテーマなんて、私にとっては、どっちらけ。おもしろければ、いいのだ。そして、おもしろかった!
国府理「水中エンジン」再制作ブロジェクト 国府理「水中エンジン」redux
早世した国府理さんの「水中エンジン」を再制作。しかし、オリジナルは水槽に水をはり、水槽の中でエンジンを稼働したという。考えるだけでワクワクしてしまう。そして、国府さんの作品に出合えたことがうれしい。
2017年に再制作したときの資料写真
三瀬夏之介 日本の絵
なんか好き。
東北画は可能か? しきおり絵詞
塩田千春さんの巨大なドレスを連想した。
稲村米治 昆虫千手観音像
よくできた虫の玩具だと思いきや、本物の虫!甲虫2万匹以上を用いているという。どうやって作ったのだろう。すごいなあ、念がすごそう。玉虫の厨子と違った別方向のすごさ。
光背の裏はこんな感じ。きゃ~。
上林比東三 未知の生物
流木で作った生物がユーモラス
C+P2020 2020(再制作)
ボルタンスキーを想起させるような作品。祭壇のよう。
テクノクラート
床にこんな張り紙。これも作品?男女差別を扱っている?
Chim↑Pom SUPER RAT
ピカチュウのようなネズミと廃墟。災害で破壊された街を呆然と見つめているのか、それとも自分が破壊した街を見て呆然としているのか?台の下には、腸のようなものが。これは、ネズミが掘った穴に石膏みたいなものを流し込んで型どりしたものか?
Chim↑Pom ビルバーガー
コンクリートの床にはさまれたものは、壊されるビルに残されていたもの
砥綿正之+松本泰章 DIVINA COMMEDIA
防護服を着た人、ブラックライトなど原子力発電所を思い起こすような映像。点滅する中、防護服を着て横たわっている人は、死体にも見え、朽ちていくようにも見える。点滅に弱い人は、気分が悪くなるかも。
面白かったけれども、後でじんわりと平成という時代の雰囲気が伝わってきた。それは、瓦礫。破壊された街の虚無。でも、そこから前へ進もうという希望も作品から感じられたような気がする。
「平成美術 うたかたと瓦礫 1989-2019」 2021年1月23日-4月11日 京都市京セラ美術館
開館時間=10:00-18:00 休館日=月曜日
平成の時代は、バブルがはじけて経済停滞、未曽有の災害に繰り返し見舞われた。美術評論家・椹木野衣が企画・監修し、独自の視点で選定したアーティストたちによる平成の美術を振り返る展覧会。
崇高なテーマなんて、私にとっては、どっちらけ。おもしろければ、いいのだ。そして、おもしろかった!
国府理「水中エンジン」再制作ブロジェクト 国府理「水中エンジン」redux
早世した国府理さんの「水中エンジン」を再制作。しかし、オリジナルは水槽に水をはり、水槽の中でエンジンを稼働したという。考えるだけでワクワクしてしまう。そして、国府さんの作品に出合えたことがうれしい。
2017年に再制作したときの資料写真
三瀬夏之介 日本の絵
なんか好き。
東北画は可能か? しきおり絵詞
塩田千春さんの巨大なドレスを連想した。
稲村米治 昆虫千手観音像
よくできた虫の玩具だと思いきや、本物の虫!甲虫2万匹以上を用いているという。どうやって作ったのだろう。すごいなあ、念がすごそう。玉虫の厨子と違った別方向のすごさ。
光背の裏はこんな感じ。きゃ~。
上林比東三 未知の生物
流木で作った生物がユーモラス
C+P2020 2020(再制作)
ボルタンスキーを想起させるような作品。祭壇のよう。
テクノクラート
床にこんな張り紙。これも作品?男女差別を扱っている?
Chim↑Pom SUPER RAT
ピカチュウのようなネズミと廃墟。災害で破壊された街を呆然と見つめているのか、それとも自分が破壊した街を見て呆然としているのか?台の下には、腸のようなものが。これは、ネズミが掘った穴に石膏みたいなものを流し込んで型どりしたものか?
Chim↑Pom ビルバーガー
コンクリートの床にはさまれたものは、壊されるビルに残されていたもの
砥綿正之+松本泰章 DIVINA COMMEDIA
防護服を着た人、ブラックライトなど原子力発電所を思い起こすような映像。点滅する中、防護服を着て横たわっている人は、死体にも見え、朽ちていくようにも見える。点滅に弱い人は、気分が悪くなるかも。
面白かったけれども、後でじんわりと平成という時代の雰囲気が伝わってきた。それは、瓦礫。破壊された街の虚無。でも、そこから前へ進もうという希望も作品から感じられたような気がする。