『黒牢城』 米澤穂信 角川書店
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企むのか。
城の中で起こった不可解な事件を土牢に閉じ込めた官兵衛に相談することでヒントを得て解決に導く村重。城の中での難事件の謎解きと歴史小説が見事に融合している。
戦乱の世を生き抜く村重は、孤独。敵が城に入っているかもしれない。味方が寝返るかもしれない。常に周りの気配を読む。しんどいなあ。官兵衛にしか相談することができないのが辛い。
官兵衛は、鋭い男。先々を読み、人を操る。最後の展開には、ビックリした。そして、その後の史実にもっと驚く。
人の心って不思議というか不可解。あれは、なんだったんだ?という感じ。
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企むのか。
城の中で起こった不可解な事件を土牢に閉じ込めた官兵衛に相談することでヒントを得て解決に導く村重。城の中での難事件の謎解きと歴史小説が見事に融合している。
戦乱の世を生き抜く村重は、孤独。敵が城に入っているかもしれない。味方が寝返るかもしれない。常に周りの気配を読む。しんどいなあ。官兵衛にしか相談することができないのが辛い。
官兵衛は、鋭い男。先々を読み、人を操る。最後の展開には、ビックリした。そして、その後の史実にもっと驚く。
人の心って不思議というか不可解。あれは、なんだったんだ?という感じ。