「ボイス+パレルモ」

「ボイス+パレルモ」　2021.10.12－2022.1.16　国立国際美術館
開館時間/10：00－17：00　金・土曜は20：00まで　　休館日/月曜日


ドイツ人芸術家・ボイスとボイスの教え子で早世したパレルモの展覧会

●ユーラシアの杖　ボイス　フェルトで包まれた木材や銅の棒。4ｍ位と長い。戦争を経験したボイスは、ユーラシアはお互いに助け合わないと思ったのかな。
●無題　パレルモ　木枠の中の小さなカンバス。パレルモの代表作とか。なんか心惹かれる。
●黒い箱　パレルモ　どこにあるんだ？あっ、こんなところに！見逃す人多いと見た。
●ブライト・エレメント　ボイス　フィルﾄの巨大なロール。なんか目をひく。ボイスは第二次世界大戦中、空軍に従軍していたときに撃墜されたらしい。その時に現地のタタール人が傷口に脂肪を塗ってフェルトを巻き、助かったらしい。そのため、ボイスの作品には脂肪とフェルトがよく登場するとか。
●無題　パレルモ　白っぽい布が貼ってあるが、綿や絹など材質により輝きや質感が違う。下の絹のサテンの輝きが美しい。
●ミニアチュール　パレルモ　かわいくて好き
●青い三角形　パレルモ　パレルモが自分のトレードマークのように扱っていた青い三角形とそのステンシル道具。入口のところにも青い三角形が。
●死んだウサギに絵を説明するには　ボイス　映像。死んだウサギの手や耳を持って、人形遣いのように動かしている。シュール。ボイスは頭部に蜂蜜を塗り、金箔を貼っているらしい。白黒なのでなんか塗っているとしかわからなかった。
●コニーアイランド　パレルモ　色合いがすばらしい。パレルモの色使いは天才的だと思う。
その他　ボイスの物を並べた作品も好みだった。

同時期にあったコレクション展「1968年展　新しいパラダイムを求めて」
●雪のイメージを変えるイベント　グループGUN　写真。雪に色をぶちまける、流す。（食紅かな？）おもしろい。
●現代美術の流れ　プレイ　写真。矢印の形のイカダに乗って河を下る。
●マイナー・アートA・B・C　田中信太郎　巨大な白の正方形から漏れる鮮やかな光。綺麗。好きな作品。
●波　高松次郎　平らなのに波打って見える
●波の柱　高松次郎　波打っている棒。しかし、棒の周囲を巡るとピンポイントで角柱に見える。