ささやかな幸せ

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毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「パラダイス」の感想

2022-10-04 21:11:26 | 関ジャニ∞
 丸ちゃんの舞台「パラダイス」を先週、見てきました。



 梶(丸山隆平)は、腹心の真鍋と特殊詐欺に関わる新人を教育していた。自分たちを切り捨てた社会、富を抱えた高齢者への憎悪をかきたて、時には暴力を用いて教育する。一方、梶の上役にあたるヤクザの辺見(八嶋智人)と辺見のボディガード青木(水澤紳吾)は、梶の家族の動向を探り、梶をコントロールしようとする。辺見から聞いた家族の話から梶は久しぶりに実家へ帰る。家には、老いた両親(西岡徳馬、梅沢昌代)と離婚して実家に戻って実家を仕切る姉(坂井真紀)がいた。特殊詐欺の成果が上がらない中、梶と辺見の関係は悪化していき・・・。
 どういう風に着地していくのかと思っていたら、すごい展開でした。

  西岡徳馬さん、八嶋智人さん、坂井真紀さん、水澤紳吾さんという芸達者たちを引き連れて、座長をはった丸ちゃん、大阪公演を無事に終え、お疲れ様でした。すごい人たちに囲まれて、大健闘していました。
 
 まず、特筆すべきは、丸ちゃんのスタイルの良さ。ジャニーズの中に混じれば、あまりわからないが、俳優さんの中に混じると「さすが、ジャニーズ!スタイルがめっちゃいい!!」スタイルの良さが、梶のあやうさや不安定さを体現していたとも思いました。

 ベテラン勢にまじって、異様な存在感を放っていたのが、水澤紳吾さん。一本線が抜けている感じが最高でした。なんか おかしみがあって、魅せられました。

 西岡徳馬さんも素敵でした。いなくなった飼いネコを探している途中にコンビニで酒を買っていたお父さんが、ネコの好きなちゅ~るを出してくるところ。ダメダメだけれども、人情味のあるあたたかさが感じられて、好きな場面でした。梶の家族は、どこにでもある普通の家族。ダメなところもあるけれども、一生懸命生きているところが、梶の変心に関係しているのでしょうか。

 「パラダイス」では、世代間の分断や社会のひずみを描いているのだが、私にはちょっと消化不良の感じがしました。

 丸ちゃん主演の「パラダイス」が東京公演も無事に完走できますように。

 
コメント
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