ささやかな幸せ

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「ヴァロットン 黒と白展」お洒落だけど、深い

2023-01-10 23:52:45 | 美術鑑賞
「ヴァロットン 黒と白展」 2022.10.29~2023.1.29 三菱一号館美術館
開館時間/10時~18時  休館日/月曜日

<嘘(アンティミテⅠ)> 思わせぶりな題名と絵がドラマを感じさせ、ストーリーを想像してしまう。ちなみに、男の人が関ジャニ∞の横山くんに似ていると子供が言う。確かに!

 ヴァロットン。スイスで生まれ、19世紀末のパリで、黒一色の木版画で名声を得たらしい。知らなかった。
 とにかく、スタイリッシュ。そこから想像力をかきたてられて、その後や背景を考えてしまう。すっかり、魅了された。行ってよかった。


<暗殺> ベッドのボードで隠れているけれども、手の動きで十分に分かる。乱れたラグとかで臨場感バッチリ。


<自殺> ご遺体を引き上げるさまを橋の上から見る野次馬たちの白いのっぺらぼうの顔、顔、顔。興味本位の残酷さを感じる。


<難局> 狭い場所を棺が通る。浮かび上がる白い棺が印象的。


<可愛い天使たち> かわいい子供たちが取り囲んでいるのは、警官と連行される髭面の貧しい男。無邪気さは残酷。


<学生たちのデモ行進(息づく街パリⅤ)> 斜めに横切るデモの行列が黒くて印象的。


<街頭デモ> 警官から逃げる群衆。緊迫感あふれる。

●<お金(アンティミテⅤ)> 大胆にも黒が画面の2/3を占める。不穏な雰囲気。
●<愛書家> ライトで人物の顔が見えないのが意味深。
●<ユングフラウ> 雲が浮世絵っぽい。
●<怠惰> 行為のその後を思わせる。物憂い感じ。
●<フェリックス・ヴァロットン> 人物の背景が装飾的な風景なのが おもしろい。

 14:00からCafe1894でタイアップデザート「黒と白のアラベスク」があるので、食べようと14:00前に行ったら、長蛇の列。なんでも、案内まで1時間から1時間半かかると聞いてあきらめる。残念。





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