『漁港の肉子ちゃん』 西加奈子 幻冬舎文庫
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、キクりんは北の町に流れ着いた。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働き始める。太っていて不細工で、明るい母。しかし、娘のキクりんは、そんな母をさめた目で見ている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描く。
本を読んでいて、時々、ぷっと吹き出してしまう。西加奈子さんの作品は、全体にユーモアがある。それでいて、ホロリとさせるところがいい。肉子ちゃんの愚かともいえる、すべてを包み込むような明るさや優しさがいい。病院でのサッサンの言葉もいい。
しかし、関西弁になじみがない人でも、このおかしみがわかるかなあ?
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、キクりんは北の町に流れ着いた。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働き始める。太っていて不細工で、明るい母。しかし、娘のキクりんは、そんな母をさめた目で見ている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描く。
本を読んでいて、時々、ぷっと吹き出してしまう。西加奈子さんの作品は、全体にユーモアがある。それでいて、ホロリとさせるところがいい。肉子ちゃんの愚かともいえる、すべてを包み込むような明るさや優しさがいい。病院でのサッサンの言葉もいい。
しかし、関西弁になじみがない人でも、このおかしみがわかるかなあ?
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